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夏休み臨時特急 近鉄大阪線


 以前の投稿で、大阪から伊勢志摩方面を結ぶ特急列車はかなり数を減らしてしまった という事をご紹介しました。

 ただ、この夏休みは、増発していますのでそれをご紹介していきます。



昔の大阪伊勢を結ぶ近鉄特急

つばめ:やっぱり夏休みでお客さん増えているという事かな?

すわろう:感染症も落ち着きつつあり、その傾向ですね。

つばめ:たしか、今は大阪伊勢間の特急って1時間に1本だもんな。

すわろう:閑散期とか、今でも午後の大阪発だとその本数だよ。

つばめ:昔って、大阪伊勢を結ぶ特急って1時間に2本以上あったよね

すわろう:そうだね。甲特急、乙特急といって
     前者はノンストップタイプ、
     後者は主要駅停車タイプがあって、
     乙特急だけで1時間に2本設定されていたもんだよね。

つばめ:えーそんなにあったんだね。

乙特急は千鳥式だった

すわろう:乙特急同士で、停車駅を相互互換的な
     配置にしていたな。
     だから今より停車駅も少なかったね。

つばめ:そもそもの停車駅も今は増えているしね。

すわろう:大和高田、榛原、とかそうだよね。

平日も臨時甲特急

つばめ:さて、今回の臨時特急なんだけど何がすごいの?

すわろう:実は、この臨時特急は土休日では毎日運転
     されているダイヤなんだよね。

つばめ:じゃ、そんなに珍しくないんだね。

すわろう:「珍しくない」といえばその通りなんだけど、
      この特急、乙特急ではなく甲特急なんだよね。
      そして、大阪発10時台は「しまかぜ」と合わせて
      1時間に2本もの伊勢方面甲特急が走るという
      事態になっているんだよね。

つばめ:昔の、乙特急が毎時2本運転していた時代を考えると
    真っ先に乙特急を増発しそうなものの、
    この臨時は甲特急という点がみそなんだね。

すわろう:この珍しい特急に乗ってきたのかい?

つばめ:いやーそういうわけじゃないんだけど、
    たまたま待避を見たんだよね

謎の運転停車

すわろう:名張が通過になっているにも関わらず、
     運転停車するんだよね。
     何のために停車するかというと、乗務員交代なんだよね。


名張で運転停車する臨時特急。
使用車両は最古参のサニーカー。

つばめ:それから、車両がね・・・

すわろう:そう、甲特急にも関わらず、一般型の特急車両なんだよね。
     近鉄は、特急車両に名前付きなのがシンボル的で
     所要時間も短く、花形の甲特急に使用されていた
     という伝統とは相反するってわけだね。

つばめ:この特急列車の長所は?

すわろう:あまり知られていないので、よく空いているってことかな。
     それで、途中で乗ってくることが少ないから
     ゆったり過ごせるという事じゃないかな。


まとめ

・夏休みは平日にも土休日のように大阪伊勢の甲特急が走る

・一般車両で運転

・途中で運転停車する

・知られていないせいか、がら空き


空いているこの臨時特急を利用して伊勢神宮参拝などに活用してみてはいかがでしょうか

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