シンプルなダイヤに戻る、おけいはんのダイヤ改正
これで、関西万博向けに関西の大手私鉄・
JR・地下鉄はダイヤ改正を行う
ということで出揃った感があります。
■日中はシンプルなダイヤ構成に
・12分サイクルが基本
日中は、15分サイクルから
12分サイクルダイヤに。
特急・準急・普通が12分毎に運行される
シンプルなダイヤになります。
それぞれ、使われる車両が異なり、
特急は8両編成。
準急は7両編成。
普通は4両編成。
ということになります。
従来、30分毎の快速急行は廃止される
ことになります。
・問題点
ここで懸念されるポイントは、
守口市・寝屋川市・香里園の
快速急行停車駅です。
後者2駅は、1時間に5本しか
来ない駅になります。
今のダイヤ(準急4本、快速急行2本)でも
日中かなりの混雑を見せています。
この混雑に拍車がかかるのではと心配に
なります。
■ラッシュ時はどうなる??
・ラッシュ時の増発
これは、B線(複々線区間で各駅に止まる
列車などが走行する線路)が
ほぼ4両編成しか来ないという事ですね。
そして、ほとんどの列車でワンマン運転に
なるようですね。
それぐらい、お客さんが減っている
という事なのでしょう。
この辺りは、様々な要因はあると思います。
・乗客減の京阪独特な理由
少子高齢化の進行だけにとどまらず
企業城下町としての地位低下
(パナソニックの事業規模縮小)
並行して走る大阪メトロ谷町線への逸走。
と苦しい状況なのが見て取れます。
増発というと、明るい話題のようですが、
従来の7両編成からの減車による
補填分の増発なので
全く喜べる状況ではないのは確かです。
■万博対策とプレミアムカーの今後
・万博輸送列車
京阪中之島駅から、万博会場へ
シャトルバスを運行します。
これに接続するように、中之島線直通
優等列車を増発するようです。
ここに、特急車両を当てる可能性が
高いようです。
日中の12分毎の運転では特急車両
(プレミアムカー付車両)がかなり
余ってしまうのはもったいないです。
この運用に就かせるためというのなら
仕方ないように思います。
・ポスト万博
この後、京阪に予定されているのは、
プレミアムカーを一部編成を
2両化するという話題です。
これによって再びダイヤの変更を
行うかもしれませんね。
想定されるのは、2両プレミアム付き編成は
朝夕ラッシュ時中心の運用になるのでは?
という事です。
いくらプレミアムカーが人気といっても、
平日の日中には空席も目立ちます。
特に、現在の快速急行はほぼ空気輸送です。
つまり、プレミアムカー2両になった編成は
平日の朝夕と土休日終日が活躍の中心になる
よう再度ダイヤ改正をするのでは
ないかと考えます。
また、京都競馬場でG1レース開催時には、
快速急行が淀駅に臨時停車していました。
この時のプレミアムカーは大人気ででした。
この顧客を取り逃がすのは持ったいない
気がします。
もしかすると、この競馬向け臨時急行を
プレミアムカー付車両で運転しようと
考えているのかもしれません。
■まとめ
・複々線区間は特にB線のお客さんの減りが著しい
・寝屋川・香里園といった駅は冷遇しすぎでは?
・ポスト万博でさらなるプレミアムカーの増加分どう活用か?