人口増加中の都市の玄関駅
人口減少のトレンドの中、いまだ増加中。
大阪府では、茨木市と吹田市のみ。
そんな茨木市の玄関駅、阪急茨木市駅。
■阪急茨木市駅とは
高度成長期に大きく発展した駅である。
今は土休日運転の観光列車、快速特急を
除く全種別が停車する。
2001年から特急が停車するようになった。
阪急乗降客数ランキングでは8位。
いつも、高槻市駅とランキングでは
争っている。
今回は、高槻市の次になった。
かつては、「茨木町」という駅名だった。
先に開業していたJR茨木駅と
区別するためである。
今では、高架駅である。
平成の前半に高架に変わった。
周辺の踏切が廃止された。
完成してすぐの頃は、
「新幹線の駅みたいカッコイイ」と
子供心で思ったものでした。
駅高架下はロザビアという
テナント店が多く入っている。
■配線
2面4線で上下両方向とも緩急接続の
できる駅で高架駅である。
また、京都寄りには折り返し線がある。
朝夕ラッシュ時に大阪方面の
折り返し運転がある。
■ダイヤと利便性
日中は、特急・準急・普通がそれぞれ
10分毎に運転されている。
土休日は、準急の2本に1本に割合で
大阪メトロ堺筋線の天下茶屋行きとなる。
朝ラッシュ時は、通勤特急または
準特急が9分毎にある。
また、準特急のすぐ後ろを
準急天下茶屋行きが走っている。
これでお分かりの通り、優等列車は
日中より少ない本数である。
普通は、9分毎に高槻市または
京都河原町からの列車が走る。
その合間に茨木市始発の普通も追加される。
京都方面は、実質的に準特急のみが
優等列車でこの混雑度がかなりひどい。
通勤特急は朝ラッシュの遅めの
時間帯にしか走らない。
夕方ラッシュ時は、日中と優等列車の
本数は同じであるが、準急の2本に1本が
天下茶屋発に変わる。
大阪梅田からこの電車に接続する
普通北千里行きがある。
また、天下茶屋ー茨木市の普通が
20分に1本加わる。
大阪梅田方面は、準急が20分に
1本になる。
ここでも優等列車は日中より少ない。
■茨木城があった。
ただ、現在ではその跡はほとんど
残っていない。
その城門は茨木小学校の正門に
復元されている。
応仁の乱から江戸時代初期の
約200年ほど、お城があった。
現在の元茨木川緑地の一帯が
城だったようである。
■茨木童子伝説
茨木で生まれ育った茨木童子は、
京の都で貴族の子女を誘拐するなどして
追われていた。
ただ、生き延びて京都府北部の
大江山へ逃げたとの伝説がある。
この伝説から、新しい施設の名前にもなった。
新しい市民ホール、図書館などの
複合施設「おにくる」という名前である。
■氾濫が絶えなかった茨木川
茨木神社の横にある川端通りは
かつて川だった。
茨木川はたびたび洪水が起きるため
安威川との合流地点を上流部に変更された。
■大規模開発
今後、再開発が予定されている。
駅前の老朽化したビルを
取り壊しそこを道路にする。
そして、駅よりの土地に
タワーマンションや大学病院を
建設する予定だそうだ。
まだ、これからの計画である。
■まとめ
・人口増加中の茨木市の玄関駅
・これから駅前は大規模開発が始まる
・茨木川は氾濫防止で付け替えになった
・200年ほど茨木城があった
・茨木童子の鬼伝説がある