パラダイスな地獄
実は、温泉巡りも好きです。特に好きなのは、硫黄の匂いがプンプンする温泉です。今回は、別府温泉に行って参りました。
別府温泉は全国的にも有名ですが、別府の一帯、あちらこちらから温泉が湧いています。そして、各所温泉の泉質も異なることも面白いですね。また、温泉の入り方も色々ありまして単に浴槽に浸かるだけでなく砂に埋めてもらう、砂の蒸し風呂・泥の中に浸かる泥湯・蒸気の中に入る蒸し湯など変わった入り方が色々あります。
どの温泉に入ろうか?
何が楽しいって、意外とどの温泉に入ろうか悩んでいるときかもしれません。別府に来たからには、「温泉には入りたい」ということですが、別府温泉はかなり多くの温泉がありどれにしようか悩みました。
逆の発想
どのプランをやめておこうかというか、ゆったり過ごしたいという事もあり、計画の時点でかなり絞っていました。実は、地獄めぐりをしようと思っていましたが早々にやめにしました。
2000円と意外とするのと、血の池地獄は一度見たことがあったのが理由です。また、地獄めぐりで足湯くらいはあるものの入浴できる施設ではないからです。
7か所あり、全部見て回ろうと思うとやはり半日くらいはかかってしまいます。それより、「お風呂に入りたい」欲望が勝ちました。
千と千尋の神隠しに出てきた?
別府駅から、海側に少し行ったところに、竹瓦温泉があります。この建物はそのモデルになったようです。ここは、「砂ぶろ」ができるので行ってきました。10分から15分くらい砂に埋められるとじんわりと汗が出てきます。その後、お風呂で汗を流します。
午前中しかやっていない泥湯
次は、バスに乗って山を目指します。その名も「鉱泥温泉」です。あまりガイドブックには載っていませんが、グーグルマップに載っていたので、行ってみることにしました。場所は、地獄めぐりのスタート地点の近くにあります。
まず、体を洗い、露天風呂に浸かってから泥湯に浸かります。それを3回ほど繰り返します。泥湯は結構さらっとしていてまとわりつくということはなかったです。
入浴後はお肌すべすべになりました。なお、ここの泥湯は顔や頭に泥を塗るのは禁止になっていました。
映画のキャラクターの由来?
一昨年の大ヒット映画「鬼滅の刃」のキャラクター竈門炭次郎で有名になった八幡竈門神社が別府湾を望む高台にあります。また、伝説として参道の階段は「鬼が作った99段」といわれており映画の「鬼」とも共通しています。本殿の天井には龍の絵が飾られていました。
鉄輪(かんなわ)周辺
この地名は、なかなか難読の地名ですよね。「かんなわ」って読みます。鉄輪周辺を散策しました。ここが最も別府温泉の中心地といえる場所ではないでしょうか。温泉の高温な蒸気を使った蒸し料理を提供する飲食店が数多くありました。
また、山の中腹でありいたるところから温泉の湯気が吹きあがっている様子を見ることができます。
蒸し湯で有名なのはここ鉄輪です。実は、蒸し湯は今回はいりませんでした。
元祖地獄めぐり
「地獄」という名前は、吹き出す湯の温度が極めて高温であること、また、地獄周囲では植物が育たないなどあり、「地獄」と名付けられたようです。それを観光資源として活用され始めたのが「海地獄」が最初だったようです。また、日本で初めての観光ツアーバスが運行されたのもこの地獄めぐりだそうです。地獄めぐりは駅から離れていること、周辺は坂道が多いことなど理由のようです。
明礬(みょうばん)
この地名も読みが難しいですよね。海地獄などからもう少し山を上がったところが、明礬温泉です。ここにも地獄がありまして所謂、地獄めぐりには入っていません。ただ、ここは硫黄の臭いと温泉の花ができるところを眺められます。
岡本屋という旅館がやっている売店が中心になるかなと思います。ここで大分名物のとり天と蒸しプリンを喫食しました。プリンは濃厚でした。ただ普段からこういうものを食べませんので味の違いが判るほど舌は肥えておりません。(笑)。とり天もさくっと揚がっており美味でした。
さて、温泉はさらに登ります。湯の里というところで入りました。露天風呂です。ただ、入っているときにはあまり硫黄の匂いは感じませんでした。鼻が慣れてきたのかも?
入浴後は、お肌つるつるは倍増した気がしました。「硫黄の温泉最高!」と叫びたい気がしました。
トキハで土産
別府北浜という海近くの地元の百貨店で土産物を物色します。なんと百貨店にまで足湯があり驚きました。その後、さんふらわーの乗り場までバスで移動しました。
まとめ
・今回は、特徴的なお湯を狙って湯治しました
・別府市内はバス移動が比較的便利(本数が多い)
・砂湯は体がホカホカに
・泥湯はお肌すべすべ
・硫黄の温泉は明礬。