兵庫県の世界遺産に登ってみた
世界遺産姫路城は白鷺城と呼ばれる
お城である。
その威容、迫力は抜群。
名前の通り、「白い」のが特徴である。
■姫路城は、駅からなぜ遠い?
姫路城は、JR姫路からも山陽姫路駅からも
やや離れている。
また、播但線の京口駅からもJR姫路駅から
行くのと変わらない。
駅から離れている要因は、城下町には
「汽車」を通すべきでない
ということから城下町のはずれに設置された。
つまり、外堀のさらに外だったようである。
後から、できた山陽電鉄の姫路駅は、
ややお城に近くなった。
なお、現在の播但線の線路は外堀の外側を
沿うように線路が敷かれている。
現在の姫路市の中心街は、山陽姫路駅付近と
いえる。
ここには、国道2号線も通りアーケード付の
商店街もある。
JR姫路駅が姫路城のかなり南側に
設置されたことで中心地が南側に
ずれていったという印象である。
■7月後半も酷暑だった
さて、この酷暑で早い時間に行こうと
思ってやってきた。
10時過ぎには、たどり着いた。
「暑い」の一言。
入り口では盛んに「水分補給を」と
呼び掛けている。
天守閣は、実質的に6階建てである。
だがその入り口まででも坂道や階段が
あってそもそも入り口が高い位置にある。
お城というのは、いかに敵が入りにくくするか
というのがテーマみたいなもんだから
当然現代のような観光客が押し寄せる
構造にはなっていない。
周辺のビルと比べても割と高層な部類の
建物にもかかわらず
エレベータみたいなものはない。
まして、空調もない。
ただ、窓というか風はよく通る構造だ。
ほぼ、木の床で靴を脱いで上がる仕組みだ。
その中を忍者屋敷みたいな急な階段を
恐る恐る上る。
■世界遺産は、インバウンドにもよく知られている
インバウンドの方は、美しい外観と違って
内部の狭さや暗さにそのギャップに
驚かれたに違いない。
年配の方には、結構つらい忍者屋敷では
ないだろうか?
と心配になったりした。
天守閣の方は、かなり多くのインバウンドの
方が訪れていた。
やはり、世界遺産に選ばれたということで
人気がある観光地なのだろう。
実は、姫路には何度も来たことはあるが、
中に入るのは初めて。
「やっぱ、姫路城は外からの方がいいに
決まってるやろ」と思っていた。
ただ、今回ひょうごデジタルパスに
付いていたので、いい機会になった。
■穴場の西の間
西の間は、天守閣とは別棟である。
ここは、先ほどの天守閣に比べて人が少ない。
スタッフに聞くと、どうやら天守閣に
登るのに疲れてこちらまで来る気力が
ないようだった。
そのため、空いていていい感じである。
ここは、長い廊下が特徴である。
ただ、その途中には多くの部屋があり
城に侍従していた人が
多かったことがしのばれる。
■感想
この城は、やっぱり外から見る
インパクトが最高。
やはり、西の間は絶対に行くべきである。
ちょっとした高級旅館のような
趣も感じられる。