走る、お寿司屋さんに乗る~べるもんた
富山湾をみながら
寿司職人がその場で握る
フランス風の名前の列車
■天然のいけす沿いを走る列車
「べるもんた」は土休日のみ運転の
観光列車です。
また、走行距離が大変短いのも特徴です。
日曜日は、風光明媚な雨晴海岸を走る
氷見線の列車となります。
なお、土曜日は、城端線を走るります。
城端から先はバス乗り継ぎなどで
五箇山などと連絡しています。
また途中の砺波はチューリップの街として
有名です。
■車窓は変化に富む
雨晴で海をバックに「べるもんた」号の
撮影を試みました。
氷見線は、高岡市内の住宅街を抜けると
伏木港近くの工場地帯を走ります。
そして、すぐに海沿いになります。
僅かな区間ですが、景色の変化は大きいです。
■なんで、名前は?
お寿司を提供する列車だから、
和風の名前がよかったんじゃない?
と思わずにいられないです。
ただ、「何これ?」感は否めずそれに
つられて乗る人もいるのでは?
快速「寿司」というネーミングは
どうでしょうか?
■座席配置
海に向いた側はカウンター席として
海側向きにセッティングされています。
反対側は、従来の座席配置ですが、
寿司列車ということでまんなかに
テーブルがセットされています。
■手厚いサポート体制
この観光列車は、ホントに手作り感が
すごいです。
まず、寿司職人・ウエイターさん2人。
それから、運転士・車掌
(ワンマン列車でない)
地元のボランティアの語り部さん
2人も乗っています。
なんと客以外の乗員が7人です。
これが1両の列車に乗り込んでいます。
■初期費用は安く抑えられている
車両は、中古ディーゼルカーの改造です。
また、半分は座席配置や窓配置を触らず
改造しています。
寿司を握るカウンターの設置、
海側の座席の改造、内装の張替え、
外装の塗装の変更といった
ところでしょうか。
■城端線・氷見線共にあいの風富山鉄道に移管予定
将来、両線ともにJR西日本から
あいの風富山鉄道に移管予定です。
その際に、JR西日本は準備金として
多額のお金を渡すらしいです。
富山港線のように、LRT化はせず、
新型の気動車を導入するようです。
また、地盤沈下しつつある高岡駅周辺の
再開発とも合わせてどうなるか
見守っていきたいです。
その時に、この観光列車はどう
なっているでしょうか?
違った形でお寿司列車が残ることを
期待します。
■まとめ
・実質、お寿司列車の「べるもんた」
・雨晴海岸沿いがハイライト
・土曜日と日曜日で走行路線が違う
・城端線も氷見線もJRから切り離される予定
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