#35 株式会社ヴィカーナを退職し、株式会社LinkSportsへ。

昨年の今頃、ほぼ毎日書いていたとは思えないほどの大ブレーキを踏んでしまったこのnote。まるで18-19の我らがドルトムントのシーズン後半戦みたいですね。あぁ悪夢。

久々の更新です。(退職エントリですみません、、、)

タイトルの通り、4月を持って2015年4月から勤めていた株式会社ヴィカーナを退職しました。

6年1ヶ月。大分経た。

在職中に出会った皆さん、お取り組みしてくれた企業様本当にありがとうございました。

そして、僕を知ってるバンド仲間の皆さんなら、社長も現役のバンドマンでもあるこの企業が、社会人でいながらバンドを続ける人間にとってどれほど最高の環境であるかご存知かと思います。それでも退職することにしました。

30歳目前の2021年。バンドも、家族も、仕事も
なにより、この先の人生がもっとより良い方向に進んでいくために。

今回は「やがてそこに至る」までの経緯を振り返って書き連ねてみます。
見知らぬ誰かがこの記事をみて、少しでも動きだすきっかけになれば幸いです。


「本当に好きな物ってなんだっけ」を突き詰めた結果

まず初めに

・人間関係の悪化
・劣悪な労働環境に耐えられない

といったネガティブな要素がこの転職には含まれていないとだけ
断っておきます。

特に、ここ2年ほどは営業チームのリーダーという役割を任せていただいたり
長期にわたる契約を巻いてくれるお客様もいらっしゃって、きつい時期はあれどある程度社内外問わず信頼もしていただき、充実していたのは事実です。

それに伴い人員も増え、この6年間で2度、業務拡大に伴う移転も経験しました。

会社の進歩していく様子を、冗談じゃなく目の前でリアルタイムに感じることなんて、きっとこの先の人生でも滅多に無い貴重な経験です。

その一方、僕がビジネスを続ける上で今後どうなりたいのか、どこを目指していくのかという部分だけは、なかなか答えが出ない状態が数年続いて
永遠のテーマでした。


そんな中、転機が訪れます。

昨年の6月、falleaves&HRDのパーソナティでもあるマイメン、サトルが「Voicy」という音声配信プラットフォームの会社という彼の「好き」を100%活かせる企業への転職をかます事件(高野の中で)が勃発。

長年一緒にいるからわかるんですが、その当時の彼は本当にイキイキとしていて、会うたびに「仕事楽しい!!!」って言っていた気がします。

贔屓目無しにぴったりな会社に進んだんだな、というのを身近で感じつつ
その出来事が「よかったね」「おめでとう」という気持ちより「羨ましい」という羨望が強くて、違和感を覚えました。

彼自身、前の仕事も楽しそうにやってたし(体調の問題で大変な時期はあったようだけど)十分やっていけるだろうと思ってたので、驚きもありつつ
「もしかしたら、俺もこうやって好きを突き詰めたら何か活路が見えるのかな?」というぼんやりとした光みたいな物を掴んだのがこの頃だった気がします。

そして

「音楽」
「サッカー(スポーツ)」
「ラジオ/podcastなどの音声配信」

この自分が大好きな3つの業界と、

「ディレクター」
「セールス」
「マーケター」

というこれまで自分が培ってきた経験をそのまま活かしたり
発展して伸ばせそうな領域で求人を見たり情報を集め始めました。


「良い出会いしたを瞬間」に飛び乗れるかで決まる

求人サイトをみたりキャリアアドバイザーに相談したりするものの、なかなかピンとくる企業に出会えないまま、時間だけが過ぎていきます。

「30までは在職してそこから本格的に考えるか、、、」

そんな考えもよぎったりし始めた中、12月、バンドで出演したイベントを通じて出会ったのが転職先の上司。

イベント前に「どんな人が出るんだろう?」とtwitterで調べてたところ
プロフィールに転職先の会社名が載っていて、調べて見たところ非常に興味を惹かれ、イベント終了後に即DMでコンタクト。

そこからは早く、webMTG含め3回の面接を踏まえ無事に内定。

人生の基本マインドとして、これだ!って思った時にすぐに飛びつく癖
があってそれによるメリットデメリットもたくさん感じていたのですが
この時ばかりはこんな自分を褒めたくなりましたね。

ヴィカーナに入社する時も、自分にとって「良いかも!」と思える会社とはこうした出会いの連鎖によって決まっていった訳で、そういう意味でも過去の原体験を大切にしていて良かったと強く思いました。


「すべてのひとに動くきっかけを」


新しい会社は「株式会社LinkSports」という会社です。

https://linksports.co.jp/

「すべてのひとに動くきっかけを」をヴィジョンとし
ITを通じて全ての人がスポーツに触れるきっかけを作ることをミッションとしたサービス展開やメディア運営、関連企業様のPR/マーケティング支援/各種コンサルティングを行っています。

今までヴィカーナで培ってきた

「営業とは何か?」
「ディレクターとしての決断/判断/実行力」

といった部分を今度はスポーツ業界にフィールドを変えて実行していきます。

もちろんスポーツ業界ならなんでも良かった訳ではありません。

僕自身、競技そのものもそうですが、裏側のチームを支える人たち、企業/チームブランディング。そこで起こる様々なドラマといった側面も大好きで、その部分フォーカスしつつ、ベンチャーマインドを持ってビジネスを展開しているこの会社は、自分の求めていたものと合致すると思い決意しました。

転職活動中はこの1社しか面接を受けていません。

その上、諸々こちらの条件も飲んでくれたのは本当に助かりました。


「快く応援して背中を押してくれたこと」

こうして、LinkSportsへの入社は決まったのですが
Vikana側からもありがたい対応をしていただけたおかげで、今こうして記事をかけています。


特に、新体制になる直前で自分の決断を快く応援してくれた社長や役員のお二人本当にありがとうございました。

新人2名を踏まえた新体制チームの主軸として考えてくれたいた中で
抜けてしまい本当にご迷惑をおかけしたなという自負はあります。
その上で、応援して送り出してくれたことへの感謝は本当に嘘偽りなくあります。

社長から常々言われていた「自分の意見や考えはあるか?」というマインドがなければこうした決断もできなかったと思います。本当に感謝しています。


「仕事を頑張るってどういうことだろう」
「自分の仕事に誇りをもつとは」

こんな感じで仕事に関しての重要なことは殆どヴィカーナで学びました。
気になる方は是非チェックしに行ってください。

http://vikana.net


「最後に」

実はなんですけど、、。
この6年間で、3回退職しようとして社長に止められてます。
けど、結果続けていて本当に良かったなと感じています。

この時期は、就職からちょうど1ヶ月近く経ったタイミングだからか「ダメだと思ったらすぐ逃げて他の仕事を探そう」といった類の論調もちらほら見かけます。

僕自身、何度もダメかもと思ったことはあります。

もちろん、人それぞれ理由や環境によって新しい環境を見つけた方が良い場合もあります。

ただ、失敗やミス・なんだかうまく行かないてことを理由に辞めようかなって思ってしまうのは非常にもったいない気がします。

そういった状態で足掻いたり試行錯誤することで、人としての強みだったりとか底力みたいなものが培われるんだな、っていうのはここまで続けてきたからこそ得られた教訓だと信じています。僕の場合は。

自分の選択を、間違いじゃないものにするかどうかも自分次第なので
せっかくなら成功だって言えるように明日からまた励んでいきます。



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