『少女星間漂流記』を読んで未知の世界を想う
こんにちは。ほどほどです。
今回ご紹介する本は、東崎惟子さんの『少女星間漂流記』です。
ジャンルとすればライトノベルのようですね。
読んだ感想としては、まるでRPGをプレイしているような世界観と、主人公のキャラのギャップがとても入り込みやすいです。
これ、タイトルと表紙で「あ、少女なんだ」という先入観を植え付けるだけで、ストーリー的には少女要素がほぼないですから😁
ワンピースの中から武器がめちゃめちゃ出てくるし、かたや科学者のような明晰な頭脳を持つ主人公の二人の関係。
地球を飛び出して宇宙のいろんな星を旅するわけですが、読み手側も宇宙人や地球以外の星の存在に対しては妄想をふくらませることになるので、そこをうまく表現した作品ですね。
11個くらいの星を渡り歩くんですが、人の欲望みたいなものがそれぞれの星で描かれ、時には悲しく、時にはさみしく。喜怒哀楽が詰まっているような感じにさせるところが作者のうまいところだなーって。
そしてあとがき。
著者のまだまだこの作品を続けたい!という思いが満載のあとがきはいままで読んだことありません。
続編も出たようなので近いうちにゲットしたいと思います。
読書コミュニティ仲間が勧めてくれたライトノベルの世界。
あなどれませんね。