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それはパパの分のたまごやねん。

我が家の朝食は決まっている。
牛乳で溶いた卵を薄く焼いて半分に折ったやつ(我が家ではオムレツとか、たまごと呼んでいる)に、ウインナーを焼いて、ご飯かパン、私に余裕があれば味噌汁がつく。

このたまごが娘に好評で、塩が少々入っており、バターで焼くからか甘味があって、それにケチャップをかけるとさらに美味しい(らしい)。

朝、夫と娘は一緒にベッドから出るが、夫は一旦トイレへ姿を消す。
娘はこの間に食べ始めてしまう。
もう、たまごはペロリである。

娘は「おかわり!」と元気よく言うが、残念ながらたまごにおかわりは無い。
するとどうなるか。
ママとパパのたまごを食べようとするのである。

なるべく小さく切って娘に自分のたまごを渡す。
娘が頬張っているうちに、自分も懸命に食べる。
そうしているうちにパパがご飯の席にやってくる。

パパは出遅れているから、まだたまごがたくさん残っている。
娘はねだる相手をママからパパへ変更する。

夫もちょっとずつ娘に切って渡すが、もうこれもペロリですぐなくなる。
本当はご飯や味噌汁(の野菜だけでも)も食べて欲しいのだが、これがなかなかうまく行かない。
あんなぺらっぺらのたまごでおなかが満ちるのか?と心配になる。

ただ、娘はたまごだけで満足することが多いらしく、たまごがこれ以上食べられないと悟ると椅子から下りてしまう。

美味しいと思ってくれるのは嬉しいが、ちょっと問題ありな食卓になっている気がする。

年末年始に疲れてたまごを焼かなかったときはなんだか呆然と食器を眺めていたから、たまごが無いことがショックだったんだと思う。
だから、年が明けてからは毎日たまごを焼くようにしている。

とはいえ、前述したように取り合いが勃発している。
幼い子どもとの食事って難しいなぁ、と思うのだった。


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鷹野いづみ
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