見出し画像

アンパンマン VS しまじろう

我が家は娘に割と動画を見せている家庭だと思う。
というか、一回20分を朝一回、夕に一回のつもりだったが、一回の時間が長くなり回数も増えつつある。

とはいえ、見せるものは厳選しているつもりだ。

2歳娘はこどもちゃれんじぷちを受講しているので、しまじろうの動画が豊富に見れる。
あとはHuluを契約しているのでアンパンマンも見放題である。

経過を追うと面倒なのだが、最初はしまじろうだけだった。
それが保育園でアンパンマンの存在を知り、動画を見たがり、YouTubeは公式からの投稿は少なく素人がぬいぐるみに声を当てた違法なんじゃないかと思えるコンテンツばかり。

というわけで、Huluを契約した流れである。
なぜHuluかというと、セーラームーンCrystalの映画が観れたから。

セーラームーンは全部で5部あるのだが、3部まではテレビで放送されたのに4部以降は映画として放映された経緯がある。
これを映画館に見に行っていなかったので、どうにか見れないかと元々思っていたのだ。

そんなわけで娘の動画の世界はしまじろうコンテンツとアンパンマンに限られている。

が、どっちを見たがるかその時のブームがあるらしく一方ばかり見てもう一方はほぼ全く見ない状態になる。

以前はアンパンマンばかりだったのに、最近はしまじろうばかり見ている。
私がせっかくHuluを契約したのに、とちょっと残念がっているくらいに。

しかし面白いのは娘はしまじろうのコンテンツを「しまじろう」と呼ぶのではなく「まなお姉さん」と呼ぶところだと思っている。

しまじろうの世界にはしまじろうと一緒に踊り、歌い、遊び、そして時には諭してくれる優しいお姉さんがいる。
それがまなお姉さんである。

まなお姉さんは人気が高く、しまじろうのミュージカルに出演できる日があればチラシにマークがつくくらい。
夫も行くならまなお姉さんがいる日がいいと言う。

そんなまなお姉さんがおもちゃの遊び方を教えてくれる「まなお姉さんと遊ぼう」略して「まなあそ」というコーナーがあり、娘はこれが大好きである。

これを見せすぎたのか、しまじろう系統のコンテンツを見るときは「まなお姉さん見たい」と言うようになってしまった。
しまじろうの「し」の字もない。
まなお姉さんに乗っ取られている。

難しいのは「まなお姉さん見たい」と言うのに、実はまなお姉さんが全く出てこない動画を見たがっている時があること。

「おうちで習いごと」という空手やダンスやら工作やらリトミックやらの先生の動画が見られるコンテンツがあるのだが、これを見たがる時がある。

さすが2歳児、動画の先で先生や同じ年頃の子どもが何かしていると同じことをしたがるのだ。
最近はリトミックやダンスがお気に入りのよう。
ママやパパが一緒に踊ってくれると尚のこと喜ぶ。

そういえば、しまじろうの動画でもしまじろうとまなお姉さんの手遊びなんかも真似ができるようになってきて、著しい成長を感じる。

動画はもちろん一人で見てもらえれば親は楽でその間に色々できる。
でも、一緒に見ると嬉しそうな空気を感じるし、親子でできる手遊びなんかも豊富だからそれを一緒にやると喜んでくれるので、なるべく一緒に見た方がいいなと思っている。

それに、娘が見ている動画を把握できると、娘の「あれが見たい」「これが見たい」に応えやすい。
どの動画で喜んでいたか、反応が良かったかがなんとなく記憶に残っており、娘の言葉と動画が紐付けしやすくなる。

「やきいも」「おにぎり」「ごはん」「ショベルカー」
これらは全て違う動画を指す。
どの動画を指しているのか理解できた時に、一緒に見ていてよかったとほっとしたものである。

ちなみにアンパンマンの中にもお気に入りの話があって、「黒バラ女王」「白玉さん」「コキンちゃん」「きららちゃん」あたりで要求してくる。

良くも悪くもまだリモコンが操作できず、自分で好き勝手見ることができない2歳児なのである。
だから、時間も割と管理しやすい。

動画を止めると怒るし、大切な斜視の治療道具のメガネを外して放り投げたりしてくるけれど、少しおもちゃでの遊びに付き合えばサクッと切り替えてくれる。
切り替えが済めば、またメガネもかけてくれる。

最近のお気に入りはおままごとで、ハンバーグのエンドレスお替わりを要求される。
飽きると娘自身がお替わりする側になる。
さらに飽きると料理する側に戻る。
これの繰り返しで終わらない。

「あちあちだからきをつけてね」とママの真似をして言ってきて、ふーふーと冷ます動作を入れないと「あついからねきをつけてね」と延々と言われる。
2歳児に言葉でこちらの行動を制御されるのはなかなか面白い。
賢くなったと感心する。

「しまじろう→アンパンマン→しまじろう」の流れで来ているが、またアンパンマンのブームが来るのかは未知数である。

いっそHuluを解約しようかと思ったりもするが、時々アンパンマンと言うので解約もできない。
それに、親が見ても結構面白いのだ、アンパンマンは。

そんなわけで「アンパンマン VS しまじろう」の勝者は娘の気分でその時々変わるというお話でした。

いいなと思ったら応援しよう!

鷹野いづみ
最後までご覧いただきありがとうございます✨ チップも嬉しいですが、スキやコメントもいただけると飛んで喜びます。 お時間があれば、ぜひお願いします🎶

この記事が参加している募集