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中学生の時撮った車の写真がたくさん出てきた
以前、「光と影のアート」という文で写真愛について書いた。
あれから少し経って、先日古いアルバムに1978〜79年頃・中学1〜2年生の時に撮った写真が大量に残されているのを発見。大半が車の写真。もう、すっかり忘れてた。車が好きだったなあ。中学3年の時、将来の夢を書く欄に「自動車のデザイナー(設計)」って書いたはず。
カメラ好きも車好きも、父親の影響は大きい。初代日産サニーは発売前に名前を一般公募していて、ウチの父親もそれに応募したらしい。850万通の応募があったとのことで採用はされなかったが、実家にはサニーの絵がプリントされた記念品のはがき入れ?がずっと柱にかけてあった。
幼稚園のころはミニカーでよく遊んでたし、小学校になると車のプラモデルをたくさん作った。
そういえば、エンジン音だけでおおよそ車種がわかる特技があった。同じ日産でも、OHCのサニーとOHVのチェリーは微妙に音が違ったりして(FRとFFの違い?)。ホンダ以外の軽自動車は2サイクルエンジンで「ぽんぽんぽん」っていうリズムで白い煙を吐きながら走ってたな。排気ガス規制以前、1970年代までの車は個性的だった。
小学校高学年の時にやってきたスーパーカーブーム。「サーキットの狼」を熟読して、車の模写も毎日のように描いてた。
残念ながら小5で浜松の北にある山間部の町に引っ越すことになって(何しろ、引っ越してから2年目に初めて町内に一つだけ信号機ができたくらいの過疎地)、車そのものを目にする機会が激減してしまった。だから小学校の修学旅行で名古屋に行った時は、バスの車窓からずっと通りの車を眺めてた記憶がある。ばかだね。
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当時撮った車の写真。
記憶が曖昧だけど、多分このTOYOTA 2000GTはその過疎の町に普通に走っていた。もちろん見つけた時は狂喜した。一度きりではなくて、何度か見かけた記憶がある。
これは車で家族旅行に出かけた時に、パーキングエリアで見かけたポルシェ914。こういうサブキャラっぽい存在に惹かれてしまう傾向が昔からある。他のスーパーカーは見て愛でる存在だけど、この車は自分で運転してみたい。後ろに停まっているバス、当時としても古い型だったんじゃないかな。
どこかの街中で見かけたポルシェ。ナロー&ビッグバンパーのカエル感。
ここからは、スーパーカーショーで撮った写真。まずはロータス・ヨーロッパ。「John Player Special Lotus」と書いてある。純正か?モディファイか?
やっぱポルシェ・カレラRSR。そして万国旗と赤い横断幕(笑)
ランボルギーニ・ミウラS。同級生の三浦くんに「ランボルギーニ」という渾名をつけられる案件が全国で多発したとかしないとか。ナンバープレートに「スピード 280km」とある。
BMW2002ターボ。この箱感がたまりません。「ターボ」の響きにも憧れた。
ディノ246GT 。デザインは今でも一番好きかも。エンツォ・フェラーリが若くして世を去った息子の名を託した車、っていう物語も泣ける。。。
フェラーリ365GT4BBはリヤビューしかなかった。撮りそこねたのか、興味がなかったのか。
ランボルギーニ・カウンタックLP400。いかつい。独特。
デ・トマソ・パンテーラ。名前は記憶にあるが、どんな車だったか覚えてない... 直線感がいい。
番外編、BMW R100RS。バンクするとエンジンが地面と擦れるっていう噂(車とバイクの雑誌経由の無駄な記憶、残りすぎ)
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環境や安全基準の問題もあって、車のデザインは年を追うごとに均質化して、大型化して、コンピュータ化してきた。「マシン」としては正常な進化だと思うけど、こうやって昔の個性的な車を見ると、今の車はつまらないなとも思う。残念ながら、音楽にも同じような傾向がある。
でも「あの頃は良かった」なんて言わない。
あの頃より良くなったことの方が、世の中にはたくさんあるから。
じゃ、最後に、1978年当時の我が家の愛車、初代シビック。5速マニュアル。運転してみたかったな。
カメラはCanon G3 QL17。下の写真は今年撮ったもの。我ながら物持ち良すぎ(笑)昔の写真を見てたら、調整して使いたくなってきた。
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