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【自宅スキーTr】04 滑走姿勢を変えるエクササイズ 後傾姿勢編

今回はセンターポジションに入りやすくする為の、後傾姿勢改善エクササイズです。

前回の記事「Sポスチャーの改善」と共通する文章や動画・写真もあります。

人の身体は皆、それぞれ違います。
全員が全員あてはまるエクササイズや練習などは無く、自分自身には何が有効かしっかりと身体の特徴を知ることが必要です。☜アセスメント

カタチ(スキー理論や方法論)を全員に当てはめる事は怪我に繋がったり上達の妨げになります。

※自身の身体の特徴を知った上でエクササイズを実施しましょう。
※痛みが伴ったり、効果が出なかったら違う方法を試みましょう。

⒈自宅トレ・アセスメント編

まずは3つのアセスメント(客観的評価)で身体の状態を把握します。

<アセスメント1>股関節動いていますか?(自動SLR)

仰向けの状態から片方の脚を伸ばします。
その際に、足首が伸びたり、膝が曲ったり、伸ばしている側の膝が地面から離れないかチェックします。
動画↓

左右差がある方がいます。左右必ず実施して下さい。

<アセスメント2>股関節曲げられますか?

スタンスは腰幅。つま先を正面に向け真っ直ぐ立ちます。背中を丸めず、膝が前に倒れない様に股関節を畳みます。
股関節が90°曲がった際に、膝が曲がったり棒が頭や腰から離れないかチェックします。

https://www.youtube.com/shorts/ZcOKqSC4eG8

<アセスメント3>息吐けてますか?

こちらはSポスチャー改善編と同様です。

息を吐き切った後に楽な状態で何秒息を止められるかチェックします。
動画↓

もし上記3つのアセスメントの結果で改善点を見つけられた方はラッキーです。
適切なポジションで滑りづらいのは身体機能の影響を受けているからです。

自宅でコレクティブエクササイズ(改善エクササイズ)を実施することで、雪上での動きに繋がります!!

でわ、自宅トレ・コレクティブエクササイズ編いってみましょう。

⒉自宅トレ・コレクティブエクササイズ編

<アセスメント3>が不十分であった方は、
呼吸を最適化するためにも、後背部(後縦隔)の拡張、肋骨の内旋が必要となります。
⑴、⑵のエクササイズで改善しましょう。

<アセスメント1、2>が不十分であった方は、
股関節の屈曲が不十分です。
⑶、⑷のエクササイズで改善しましょう。

⑴ローオブリーク・サイドリーチ(アセスメント1)

このエクササイズは、昨年こちらの記事で紹介しました→記事

赤丸の箇所を膨らませるイメージです。

次に息を吐き切るエクササイズです。

⑵椅子押し呼吸エクササイズ(アセスメント1)

⑶足関節ストレッチ・リバースSLR(アセスメント1,2)

タオルやゴムバンドを利用し無理のない範囲で動かしましょう。10回を2セット。

足首を曲げてバンドやタオルで引っ張ります。片方の足を上下に動かします。腿裏のストレッチ感やお腹に力が入っていれば正解です。

⑷ジャックナイフ(アセスメント1,2)

※血圧に問題がある方は実施しないで下さい。

両手を膝裏にまわし息を吐きながらお尻を高く持ち上げます。お尻が高くなったら5秒キープを5回繰り返します。

上半身のアライメントの改善エクササイズは以前紹介してます↓

⒊自宅エクサイズ・動き作り編

身体機能の土台が整ったところで、次は動き作りです。

体の後ろでポールなどを持つと、動作がスムーズに行えます。
またエラー動作の修正も可能です。

後頭部と腰にポールを合わせます。ポールがこの2点から離れないようにしましょう。

膝に不安がある方は無理せずに行いましょう。

①膝立ちポジション確認

上体の角度が起きすぎない様にしましょう。

出来たら立っても実施。

②リバース・ステップアップ

足裏全体に乗れている事が大切です。しっかり踵が落ちているか。



これにてセンターポジションの精度を上げるための滑走姿勢について3本立てでした。

フィジカルコーチ 大野高峰
プロフィールはこちら
ジュニア〜シニアスキーヤー/スキービギナー〜全国大会入賞などの競技スキーヤーや技術選プレーヤーをグループ指導やパーソナル指導する中で、
私が経験し勉強してきたことをお伝えできたら幸いです。
私自身も全日本スキー技術選に挑戦中です。
リンク←詳細やお問い合わせはこちらからお願いします。

ホームページはこちら↓
https://high-peak.jimdosite.com

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スキーヤー向けフィジカルサポートnote⛷大野高峰⛷
日々の活動で考え、感じたことを共有します!! 大学や高校の部活動にてフィジカルコーチ(トレーナー)として活動しています。都内のジムでパーソナルトレーニングの指導も行ってます。特にスキー選手を指導する機会が多く、私自身も元アルペンレーサーです。