【自宅スキーTr11】外脚荷重/高低差に向けたトレーニング
今回は、外脚荷重/高低差という技術的課題に対して、その技術を体現するために必要な身体的要素について記事にします。
内倒と言われる(谷脚へ体重が乗らない)
身体が回る(ローテーション)
深いターンが出来ない
といったお悩みの方にお勧めです。
骨盤の高低差(傾き)と外傾の関係
スキー滑走中は内脚と外脚の長さが絶えず入れ替わります。
この骨盤の高低差(傾き)が非常に大切です。
外傾姿勢に必要な身体的要素
外傾姿勢に必要な身体的要素とは何でしょうか?
3つのコンディショニングが必要です。
股関節(屈曲内転・外転)、胸椎の可動性
ヒップドライブ
股関節-骨盤での片脚支持能力(外転筋や内転筋、コアの協調)
が外傾姿勢の維持には必要不可欠です。
特に股関節が適切に曲げられる関節の可動性と運動イメージが非常に大切です。
股関節がうまく曲がらないと、骨盤の傾きは出来ません。
股関節内転・外転の可動性を妨げる要因
中臀筋、大臀筋や大腿筋膜張筋といった外側の柔軟性の低下
内転筋群の柔軟性の低下
骨盤の不安定
などが挙がります。
ヒップドライブ
外脚のヒップドライブがポイントです。
ヒップドライブとは、体の後面にある股関節伸筋群(ハムストリングス、殿筋群、内転筋群)を最大限活用し伸展方向に力を使う方法です。
外脚を屈曲方向に使ってしまうと、内脚との高低差(骨盤の傾き)が生じません。
もちろん雪面がソフトの場合は、屈曲も利用しますが。
股関節-骨盤での片脚支持能力
中臀筋や小臀筋といった外転筋と内転筋群との協調があると片脚支持能力も向上します。
また不適切な内脚荷重は外脚の板の制御不能から起こるslip-catchといった前十字靭帯損傷の要因になると言われています。
その為にも、体幹と下肢を連動させるトレーニングが必要です。
まとめ
今回は、外脚荷重/高低差という技術的課題に対して、必要なトレーニングの考え方についてお伝えしました。
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日々の活動で考え、感じたことを共有します!! 大学や高校の部活動にてフィジカルコーチ(トレーナー)として活動しています。都内のジムでパーソナルトレーニングの指導も行ってます。特にスキー選手を指導する機会が多く、私自身も元アルペンレーサーです。