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読書感想文:保元平治物語

保元平治物語。

というか、本来は、保元と平治と分けるべきなんだろう。

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これは子供の頃の読んだ爺さんの保元平治(昭和四年刊)なんだが(内容は為朝カッコいい以外ほぼ忘れた)、なんであの頃すらすら読めたのかなぁと思ったら、中身をみたら、完全にルビ文化だった。

当用漢字は廃止して、ルビ文化を復活して欲しい。

ルビいいよルビ。ルビさえふってあれば自然に難しい漢字も読めるようになるし、妙な思い込み読みもない。

ルビを振るのは子供のものだけとか言わず、こうふってくれれば楽なものを。

ところで、やはり弓の丈夫である鎮西八郎為朝はカッコいいよな?剛腕強弓の持ち主で余人には引けぬ八人張りの大弓を引く。腕の長さが弓のために違い、まあ天下に比類なき荒くれ者でもあったが。

ちなみに滝沢馬琴の椿説弓張月はこの為朝の話だ。そして私は伊豆までは読んだが(史実では為朝は伊豆に流されそこで死んだはずだ)が、その後の「実は為朝は生きていて琉球に」からが読めていないのだ。いや?まあいいかという気分になってきたな。むしろ、為朝が鎮西八郎を名乗る十代の頃の活劇を誰かカッコ良く書いてくれんだろうか。しかし最近流行の細マッチョ風になるのは勘弁してもらいたいので複雑なところ。

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(2020/10 まだTwitterに慣れない頃に、一投稿に収めるべきなのか?という迷いが見えた投稿。いくらか?足したが、いつも通り既読の人相手の不親切な呟きで、当然のように絶版なのでAmazonで今手に入るものを貼っておく)


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高梨 蓮
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