読書感想文:女王の百年密室/森博嗣
森博嗣氏の「女王の百年密室」読んでる。20210614
今半分を過ぎたあたり。
SFだというのだけど、SFというよりガジェットの多いふわっと近未来ファンタジーっぽいけど。
まあそれはいいけど、なんだろうな、どうも主人公のイメージがブレる。
男性で描かれてるんだけど本当に男性?みたいな瘡蓋のような何か。
読了。20210616
なんというか本人さんが言っている通り、物語というより箱庭というかボトルシップかガラスドームのような作品だった。
ドラマ(物語)は、絢爛に詰め込まれたガジェットであり、人物は部品であるタイプの。
最後まで読んで、二重写しのような、主人公に対して持っていた瘡蓋のような印象が、こう言って良いのであれば「正しい」ことが分かった。
忘れられゆくゼンマイで動くオルゴールの箱庭に、異物を投入して眺め渡す物語。
(20210616 この作者のミステリーはそこまで肌に合わなかったのでSFはどうかと思い買った。)
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