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できる、できないは別にして、理想の教育制度を語ろう11

*こーぞー(松永 幸三)様のコメント

ありがとうございました。内容に共感しかありません。
教育実習で先生になるかどうかを見極めろ,というのは,余裕のある人でなければ言えないと思います。日頃余裕のない実習先の先生が「教採は受けなくてもいい,自分の進みたい進路を選べ」とは恐らく言えないでしょう。大学の先生も,教採の合格実績とか教員の排出数とかそういう数字を意識するとしたら,同様に余裕がなくなると思います。余裕がなければ,その人のことを考えて応援できなくなってしまうと思うんです。

だから,学校や先生に余裕を持たせてあげたいと思います。そのために私は学校の先生を増やせと主張しています。

*小鳥遊 樹のコメント

こーぞー(松永 幸三)様、こちらこそありがとうございます。

「余裕がないと、その人のことを考えて応援できなくなる」
自分自身も生徒さんや娘に対してそうだったので、本当によく分かります。
余裕がないところにいろいろ言われると、誰でも感情的になります。
それは多くの親御さんも同じだと思います。

誰でも人に対して優しくなりたいと思うのに、
つい感情的になってイライラして傷つけてしまう。
けれど、一番弱い立場にいる子どもをその犠牲にしてはならないのです。

先生方に余裕がなくなって、
子ども達が怒られることが多くなってしまったりすれば本末転倒。
子どもの未来を預かり教育する人たちに、
時間や心のゆとりがなくてどうするのでしょう?

もっと、お休みをとって欲しいし、
リラックスや、体力作りのできる時間をとって欲しいですね。
旅に行く時間や遊ぶ時間、
どんどん育っている新しい文化に触れる時間もとって欲しいと思います。
それは、ひいては子ども達のためになりますから。

ところで、今の採用制度では、
先生は学校の勉強が得意な人しかなれない仕組みになっています。
けれど、学校には学校の勉強が苦手な子もたくさんいるのです。
挫折や失敗の経験を持たない先生は、
そういった資質を持つお子さんを理解し難いと思います。
その部分の対策も必要ですね。

「学校や先生に余裕を持たせてあげたいと思います。」と書かれていましたが、
本当にその通りだと思います。
学校の先生がどれだけハイスペックなのだろう?と不思議になります。
実際に能力が高くて頑張れてしまうせいもあるかも知れないですね。

*先生達は
・朝から晩まで子ども達の命や健康を預かるのです
・登校しない子がいればそのフォローに時間外を使います
・問題が起きれば駆けつけなくてはいけません
・部活の指導もしなくてはいけません
・大会の付き添いもあります
・お休みの日も出て行かなくてはなりません
・プライベートも噂になりがちです
・全方向完璧な先生なんていないのに、
どんな生徒さんにも合う指導を求められます
・郊外指導もしなくてはなりません
・暴力を振るわれても、応戦することは許されません
・自分の得意な勉強の素晴らしさを、子ども達に伝えることに時間を割きたいのに、調査や会議や計画や、その他のことに使わなければなりません。

…まだいっぱいありますが、日付が変わってしまうのでこのくらいにします。

何十人も詰め込んで、
文字が書けるようになれればそれで良かった時代とは違います。
尊敬されるだけの立場であった時も指導しやすかったと思います。

今は親も黙ってはいません。
応援する立場で動ければ良いのですが、クレームの形で出してしまうと、
ますます先生や子ども達を追い詰めます。

今は一人ひとりの個性を伸ばす時代です。
でも現状の労働環境では、
子ども達ひとりひとりに優しくする余裕なんてないですよね。 

志をもって教育の道を選んだ若者が、
先生になって良かった!と思ってもらえるような、
心の余裕を作ることのできる待遇にして欲しいです。

余裕をもって子ども達を大切にして欲しい。
そうすることが、ゆとりのある優しい社会にしていきます。
回り回って、自分たちのためになるのだから、
そうだよね、そこに自分たちの税金を使うべきだよね。
と、言える人が増えると良いなと思います。

こーぞー(松永 幸三)様の教員数を増やせの主張にも賛成です。

今日も、おかげ様🙏

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