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最愛の旅先・小笠原 第7回 初めての母島
ははじま丸に乗って
2009年7月14日、朝7時30分出港のははじま丸に乗るため、ユースのヘルパーさんに父島二見港まで送ってもらった。
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(現在の"3代目"ははじま丸は、2時間。船がひとまわり大型化し10分短縮。)
このときは確か、室内のカーペット敷の部屋と、デッキを行ったり来たりしつつ、デッキからは離れていく父島や、船について舞うカツオドリや、ボニンブルーの大海原を眺めていた。
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マッコウクジラやイルカはこのとき見れたかなあ。2010年にリピートしたときのことについては後日投稿するけれど、そのときのははじま丸からはジャンプするハシナガイルカを見た記憶がある。父島から母島の近海はクジラとイルカに出会いやすいのだ。
当時は母島までは2時間10分。波が荒くなくのんびりした航海のうちに、母島の沖港に到着した。
母島の宿〜母島もユースホステルで、アンナビーチ母島ユースホステル(以下「アンナビーチ」。現在は”アンナビーチ母島”)〜のオーナーさんのお迎えを受けて、アンナビーチに送ってもらい、荷物を下ろし、チェックインした。
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到着後は、近くの集落、脇浜、前浜を散策しながら、ただただのんびりと過ごしたと思う。父島の時間もゆったりしているけれど、母島は人が少なく静かなぶん、さらにゆったりのんびりと感じられた。島時間にすっかり慣れたタイミングでの母島だった。
次の日は、母島の南のほうに。
アンナビーチで原付をレンタルし、まずは、南へ。「都道最南端」まで走った。
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東西南北の端に辿り着くというのは、ここまでやって来たんだ!という、達成感と感慨が合わさった感情が湧いてくる。
都道最南端に原付を停め、さらに先、小富士まで歩いて向かった。登ってみたいという思いもあり、絶景を眺めたいという思いもあり。この頃も歩くのは好きだったけれど、行く先に見たいものとか、したいことがあると足がどんどん進むようだ。
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小富士に到着した。美しい南崎を眼下に見て感動したなあ。
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小富士に向かうときはすっきりと晴れていたけれど、戻る時、海にスコールが。歩いている山道には一滴の雨も降らず、この局所的な、島の海のスコールに、地球というものを直接に感じた気がした。
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新夕日ヶ丘でサンセットを
夕方は新夕日ヶ丘まで原付で走ってサンセットを眺めた。
旅先で、宿の夕食を予約しているか外食をすると、作ったり後片付けをしたりする必要がないから、じっくりのんびりサンセットを眺められるのはとてもありがたいと、今にして思う。
旅時間は、仕事や家事からのいっときの解放の時間と、その解放の中でじっくりと大自然を感じる時間。心にとって、人生にとって、大事な時間。旅に感謝。
明日は、母島の北に向かう。次回投稿にて。
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