常に仕事の中にいる20代を見て思うこと

昼も夜も仕事漬け。仕事が最優先の生活。
残業があるのは当たり前で、夜中でもチャットやメールの通知がくる。
私にもそんな時代があったわ。

忙しく働く時期もあっていい

20代の頃にハードな仕事を経験した。
大企業でも中小企業でも当時は忙しい部署にいたので、自分だけがハードモードというわけではなかったと思う。
月の半分以上を会社で寝泊まりしている上司もいたし、開発業務や障害で徹夜対応するチームもあった。
そんな仕事に忙殺されている人たちを敬遠しつつ、私もちゃっかりその雰囲気に染まっていた。
定時で上がることはなかったし、仮に明るいうちに退社したらサボっているように感じてメールチェックは欠かさなかったな。
今思うと末期だなあ。こわいなあ。
この時期友人に、地獄のミサワみたいにドヤっていなかったと信じたい。。

今関わっている会社のひとつは、まだ社員数が少なくておそらく20代～30代前半が活躍している若い会社。
これから拡大していこうとしている会社なので活気がある。
ただ正社員の人数に対して、アルバイトや業務委託のメンバーがやけに多い（そういう計画なのか?!）。
そのため正社員メンバーは自分の業務に加えて、マネジメント業務が大量発生して業務量が多そうだ。
在宅も取り入れているのでチャットのやり取りも頻繁だし、常にチェックしているんだろうなー。
いやはや、大変そうである。

仕事100%の時期を経て何を選択していくか

振り返ってみると、忙しく働いていた時期も（純粋に楽しかったわけではないが…）必死だったし好きでしていたことではあるので後悔はしていない。
ああいう経験も体力のあるうちにしておいて良かったなとは思う。
残業代はもらえていたので収入的には潤っていたし。
その後考え方も変わり、30代に入ってからはできるだけ残業をせず生活やプライベートを確保しようとシフトしていった。
分かりやすいきっかけがあったわけではないけれど、あっちもこっちも経験してみて”やっぱり違ったわ”と気づいたんだろう。
自分自身の考え方や体の変化も影響しているから、徐々に変わっていった感じね。

これから会社でハードワークを選ぶことはないだろうけど、今バリバリに働いている20代を見て、少しまぶしいような懐かしいような感じがした。
彼らも今後働き方が変わるかもしれない。
変わってもいいし、変わらなくてもいいけどね。
そのまま”仕事100%”で行けば、結果が出て昇進はするだろう。
それぞれの選択の中で自分が思っているよりも”仕事100%”を選ぶ人は少ないかも。
会社でのぼりつめる人たちの人生ものぞいてみたい。

そういえばかつての上司で、頻繁に会社で寝泊まりしていた人は今どうなっているんだろうか。
当時30代で私より8歳くらい年上かな。
たしかまだ小さいお子さんがいる状況で会社に寝泊まりしていたので、周りからも心配されていた。
これは勝手な予想だけど、業務量的には家に帰ろうと思えば帰れたんだと思う。PCも持ち帰れたわけだし。
トラブルが発生していたわけでもないし、いつもその人だけが会社に泊まっていたのよ。そんな状況おかしいよね。
面倒になって帰宅しないことも多かったんじゃないかな。
家に居場所がなかったのかしら、と邪推したくなるけど、、まあそういう噂もあった。笑
会社でも家庭でもどこでもいいけど、今も彼に居場所があるといいね。