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【講師はサービス業】 感想:『稼げる講師、稼げない講師どこが違うか』 五十嵐康雄
はじめに
私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
受講者は客、講師は情報や価値の提供者。
その立場を意識して、受講者が聞きたいと思うような話題を提供しよう
ということです。
感想
大学の非常勤講師をやっているので、講師のやり方を勉強中です。
非常勤講師では手当てが発生しますが、生活できるほどの金額では到底ありません。
また本書のタイトルのように別に講師業で稼ぐ必要はないと思っています。
本業がありますからね。
しかし、講師をどうせやるなら、話す私自身も楽しみたいし、聞いてもらう学生さんにも楽しんでもらって何かを得てもらえたら、と思っています。
きっと「稼げる講師」にはその理由があるはずです。
本書で言う「稼げる講師」とは、継続的に仕事を依頼される講師です。
そのためには
『自分が持っている情報+世の中の人が求めること=講師が伝えるべきこと』
という方程式を意識して、次自分の武器を正しく認識する必要がありそうです。
私の武器は、とりあえずここまでやってきた医師の経験。
しかし、講義を受ける学生さんの求めること、とは??
わからないですが、自分が学生だったときに聞きたかった話は、今の学生さんの需要にも重なるはず、、
ひとりの医者がどうやって生きてきたか、専門医などの資格はどう考えるか、給料はとうか、などが含まれる講義を聞いてみたいと思っていました。
これらに対する私の考えや実体験を「放射線治療医のキャリア」という題名で講義をしていますが、どうなんでしょうね?
私個人としては、悪くないんじゃないかと思っていますが、傲慢にならず謙虚な姿勢で話すことが本書で勧められています。
『受講者はお客様であり、講師はあくまで「情報や価値の提供者」です。サービスを提供する立場で話す必要があるのです。』
学生さんをお客様、と見做すと方向性を見失う可能性があります。
しかし、彼らの貴重な時間を割くのは事実なので、何か価値のある情報を提供したいなと思いました。
講義の振り返りやフィードバックが必要そうです。
無記名のアンケートをとっていますが、皆さん良いことばかり書いてくれるんですよね。
悪く思ってもそうは書かない可能性は十分あります。
そろそろ批判的な意見も出てきたら、講義の内容をパワーアップできでいいのになぁと思っています。
正直すごくイヤだと思ってしまいそうですが。。
読了後の意識/行動の変化
講義の良し悪しは試行回数を増やさないと判断できないと思っています。
なので、講義をさらに持たせてもらえないか医局に相談してみました。
どうやら10月から講義を持たせてくれそうな話に。。!
基本情報
リンク:稼げる講師、稼げない講師どこが違うか
入手場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年4月30日
備考:読書ノート10冊目
おわりに
私、たぶん、この非常勤講師の仕事好きそうですね。
講師の勉強もするし、増やそうとしていますからねぇ。
講師の仕事が増えたら 肩書きや経験も増えるので 良いことばかりです。
ちょっとお小遣いももらえますしね笑
読んで頂き誠にありがとうございました。
髙草木
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