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【観察が大事】 感想: 『犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉』 出口 保行
まとめ
私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
子どもをよく観察し、変化に気づきたい。
日常の会話を大切にして、自己肯定感を高めたい。
ということです。
本を読んだ動機
なんとなく次読む本を探していたときに見つけました。子育て関連ですね。でも犯罪心理学者がっていう切り口が面白い。大丈夫かな、我が家の子育て。
感想
この本では、子どもに対する言葉のかけ方がいくつか挙げられていて、その問題点について解説されています。自分でも言ってしまっている言葉は結構あるんですよね。「早くしなさい」とか「気をつけて」とかね。
早くしなさい。これは事前予見能力、要は先を読む力を損なうのだそうです。早くするなら「なぜか」まで伝える必要があるそうで、理由を伝えることで物事を逆算して考える力が養われるかもしれません。でも忙しい朝にそんなに丁寧に伝えられない。。
気をつけて!も似たような性質かもしれませんね。つい私は過保護になりがちです。失敗する要因を親があらかじめ取り除くと、本人が周囲の状況を認知して推測する力が育ちません。なので、重大な結果を引き起こさない範囲で、あえて失敗させて本人に原因を考えさせる機会が必要なのだと思います。
著者は、子どもの様子をよく観察することを勧めています。それは
子どもは思っていることの1%も口に出せない
からだと述べています。私の子も、大きくなって口が達者になってきたと思っていました。でも、子どもは思っていることはほとんど口に出せないなら、本人の様子をよく観察して、その変化に気付けるようになりたいなと思いました。
本人なりの努力や成長を、大人が認めることで自己肯定感が高まると本書では指摘されています。努力や成長は、子供の様子を観察しなければ発見できません。「観察」は子育てにおいて、実は重要なキーワードなのかもと思いました。
おわりに
ただね、私の娘(6歳)は自己肯定感高めなのです。「私は賢いから」とか言っちゃうのです。確かに父はその通りだと思う。でも自ら言っちゃうのはどうなのよ。私なんてダメなんだ、って思うよりはいいかなということにしていますが。
久々の読書感想文でした。
基本情報
リンク:犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉
入手場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年11月15日
備考:読書ノート14冊目
読んで頂き誠にありがとうございました。
髙草木