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脳を守る!睡眠の力で認知症リスクを減らす方法

こんばんは。認知症予防リハビリ専門士、タカコです。

認知症予防には生活習慣が大きく関わっていますが、
その中でも良質な睡眠は特に重要です。
睡眠を改善するためのポイントをお伝えします。


良質な睡眠が脳に与える効果

1. 脳の掃除

睡眠中、脳は「アミロイドβ」という不要なタンパク質を分解し、体外に排出します。このアミロイドβが脳にたまると、認知症のリスクが高まることが知られています。脳は日中の活動によって疲労し、老廃物がたまりやすくなりますが、睡眠中にこれらを排出することで、正常な機能を維持することができます。十分な睡眠が取れていないと、脳の掃除が不十分になり、長期的に脳の健康に悪影響を与える可能性があります。


2. 記憶の整理

寝ている間、脳は記憶の定着や整理を行っています。たとえば、日中に学んだ新しいことや経験した出来事は、睡眠中に短期記憶から長期記憶へと移されます。このプロセスがしっかり行われることで、知識やスキルが効率よく蓄積されるだけでなく、思考力や判断力も向上します。反対に、睡眠不足が続くと、記憶の整理が不十分になり、物忘れや集中力の低下を引き起こす原因となります。


3. ストレスの軽減

良質な睡眠はストレスを軽減し、心の健康を保つ働きがあります。ストレスが高まると、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが増加し、これが脳に悪影響を与えることがあります。しかし、睡眠中にしっかりと休むことで、コルチゾールの分泌が抑えられ、心がリラックスする環境が作られます。また、睡眠不足は気分の落ち込みや不安感を引き起こす可能性があるため、安定した睡眠リズムを保つことが重要です。


4. ホルモンバランスを整える

睡眠はホルモンの分泌にも影響を与えます。特に成長ホルモンやメラトニンの分泌が重要です。成長ホルモンは体の修復や新陳代謝を促進し、細胞レベルでの健康を支えます。一方、メラトニンは体内時計を調整し、自然な眠気を誘発する働きがあります。これらのホルモンが十分に分泌されるためには、深い睡眠が必要です。睡眠が不足するとホルモンバランスが乱れ、免疫力の低下や体調不良の原因となることがあります。



【まとめ】良質な睡眠を得るためのポイント

  1. 生活リズムを整える: 毎日同じ時間に起きて寝る習慣をつける。

  2. 就寝前のルーチンを作る: リラックスできる時間を持つ。

  3. 食事と入浴のタイミングを工夫する: 寝る2時間前にぬるめのお湯に入る。

  4. 快適な部屋の環境を整える: 温度や寝具に気を配る。

  5. 日中の軽い運動を取り入れる: ウォーキングやストレッチで体を適度に疲れさせる。


良質な睡眠を手に入れることで、脳の健康を保ち、認知症予防につなげましょう。あなたの生活に取り入れやすいポイントから始めてみてください!

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