過払い請求

ラジオ、TVでも
「過払いが金戻ってきます」

と、CMで流れてます

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元旦那の過払い請求で
司法書士事務所に行った時のお話

結婚して10年目の時
「ローンのお知らせ」と
書いてあるDMが届きました

家のローンは終わり
車のローンも無く

そもそも、家にローンのお知らせが
届く事は無いのに何故？

と

旦那が仕事から帰って来てから
この封筒は何？と、問い詰めると
「借金がある」と言った
でも
「自分が借りたものでは無く
名前を貸しているだけ」
と、言うものだった

その当時、元旦那は40歳過ぎだったが
20歳頃からのローンだと言う


「20年以上払い続けている」

その間に
借りたり返済したり利息だけ入れたりを繰り返し
今、元本がいくらか分からない状態

一応、毎月返済していたらしいが
その月の支払いが滞った為
ローンのお知らせのDMが
家のポストに届いたのだった

その「名前を貸している」人を呼び出し
3人で話をした

「今回は返済が遅くなってしまったけど
必ず毎月返すと約束します」
と、言った

だが
他にも元旦那名義の借金が発覚した事もあり

借金を一つでも減らそうと
過払い請求をする事にした

市の司法書士無料相談にも行った

ここはアドバイスのみ
無料で出来る範囲ってごくわずか
時間も短く
司法書士事務所へ依頼してくださいと言う
リストをもらった

キチンとプロに頼もう。と
司法書士事務所のホームページを調べて
なんとなく良さそうだなぁと思う
隣の市の「司法書士事務所」に連絡をし
予約をした

当日は
有給で仕事を休み
平日の昼過ぎに、元旦那と伺った

そこは
木が鬱蒼と生える、暗い庭
その奥に、古い平屋の建物があった

弁護士とか司法書士って
小綺麗な建物の事務所を想像していたが

案内された部屋は陽が当たらず
昼間でも電気をつける必要がある
薄暗い和室の一室だった

司法書士事務所には
お茶を出してくれたおばちゃんと
スーツの男性がいた

事情を話すと

これから調査をし
書類を作り、業者と交渉
報酬として約20%を
司法書士事務所に支払うと言うものだった

説明と流れを聞き
そちらにお願いすることにした

何処で頼んでも、大差ないだろうと思った

それから順調に手続きが進み
1ヶ月後には、借金完済のお知らせがきて
過払い金が戻ってきた

そんなに多くのお金が
戻って来たわけでは無いけど
ひとつ借金に決着がつきホッとした

そして、受け取った過払い分の現金

元旦那は浮かれた声で
「このお金は俺のお小遣いだね！」
と言い
「ちょっと出掛けて来ようかな」
と、お金を手にし出て行った

…

まだまだ
借金があると言う
現実を全く見ていない

…

その後は
いまに至る