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読書感想文「走ることについて語るときに僕の語ること」 村上春樹著 文集文庫

この本は、仕事以外のライフワークを持つことの大切さを学ぶことができます。

なぜなら、村上さんは小説家としての他に、1人のランナーとしての人生を送り、成功してきたからです。

村上春樹さんといえば、1Q84など多くの名作を残していますが、本書はライフエッセイのような形式で珍しいです。

若い頃に起業したこと、野球を観戦していて突然小説を書きたくなったこと、海外を転々とする生活を送るなど、変わった人生を送られています。

そのそばにはいつもマラソンを走ることが、ライフワークとしてありました。

30代からマラソンを走り始めて毎日欠かさずに走ることによって、次第に何か人生の悟りを得ていく様子が描かれています。

どんなに忙しい時でもマラソンを走ることを欠かしませんでした。それは何か意地のようでもあり、人生そのもののようで迫力すらあります。

少なくとも最後まで歩かなかった」というのは小説家、ランナーとして、死ぬまで手を抜かない気持ちの表れでしょう。

読んでみると色々な感じるものがありました。

何かに没頭すること、できれば仕事以外にそれを探して、手を抜かずにやり切ることの大切さを教えられた気がします。

何か没頭できるもの探すのって本当に大事ですね🙂

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