100歳時代「山葡萄の100年かご」をあなたは何年もてますか?
できるだけ早くもって長く育ててほしい!
だから、このデザイン、このチャーム!
「山葡萄のかご」と言うと、どうしても年配の女性がもつ、と言う印象が
強いですよね。
それも、和服に合わせて春から秋口までと、服装や季節感が定着しているように思われます。
固定概念を変える
年代に関係なく、20代~100歳まで。
服装に関係なく、ジーンズでもフォーマルでも。
季節に関係なく、夏でも冬でも。
男女に関係なく、女性でも男性でも。
固定概念を変える
本来「山葡萄のかご」は雪国の農家で、梅雨時に採取した山葡萄のツルを使って冬に籠を編み、春にその籠をしょって山菜を取りに行くという、ごく日常的に使われていたものだそうです。
それが、現在は工藝品として人気になり、かご好きが最後に行きつく高級品になっています。
しかし、工藝品としての籠はデザイン的にある程度かたちが決まってしまい、若い人は持ちにくいイメージがありますよね。
そこで、「工藝品としての基本は残して誰にでも持ってもらえるものにしたい。」と思いました。
年代に関係なく、20代~100歳まで
100歳以上が80000人を超える現在に
100年以上もつと言われる「山葡萄のかご」をできるだけ長い年数を持ってもらうためにはどうすれば良いか、今までとちょっと変えるだけで20代でも100歳で持ってもおかしくないデザインにできるんじゃないかと思いました。
「山葡萄のかご」は使えば使うほどツヤが出て、手になじんでくるので、できるだけ早くもって長~く使ってほしいんですよね。
そこで、「今まであまり無かった、小ぶりでザックリして、持ち手の位置をちょっとずらした籠を作ってみたら。」と思いました。
服装に関係なく、ジーンズでもフォーマルでも
今まではどうしても「山葡萄のかご」は和服でもつというイメージでした。
毎日もってお出かけしてもらうには、どんな服装にも合うデザインでないとだめですよね。
そこで、「どんな服装で持ってもおかしくないものを作りたい。」と思いました。
季節に関係なく、夏でも冬でも
かごはやっぱり夏にもつものという感じですね。
ですが、服装や季節で内袋やチャームをかえるとイメージが変わるんです。
普段着でチョットその辺へカゴを持って出かけることができると良いですね。
なので、「夏はTシャツやジーンズでも、冬はファーの内袋を付けて、スーツはもちろんフォーマルでももてるようににしたい。」と思いました。
男女に関係なく、女性でも男性でも
かごは女性が持つものという概念がないですか?
私もそうだったんですよね (笑)
ところがですね、白洲次郎の住んでいいた「武相荘」(今はミュージアムとして公開されている)に行ったとき、真っ黒に黒光りした「山葡萄のかご」が白洲次郎の書斎においてあったんです。
あの黒光りはきっと愛用していたんでしょうね。
しかも、「あの時代にこういうストラップをつけるか?」というセンスの良いキャンバス生地のスタラップがつけられていました。
また、私が目黒に行ったときには、あのAm〇zonタワーからビッシとプレスのきいたスーツにさりげなく「山葡萄のかご」をさげた男性が出てきました。
ほんと、カッコよかったです!!
なので、「山葡萄のかごは男性がもっても女性が持っても、オシャレに見えるものにしたい。」と思いました。
しかし、本当のことを言うと、私が思ったのではなく、すべて私の奥さんのアイデアですw
でも、これが好評で w
友人からリクエストがいくつも来て、去年は鎌倉小町の「ヘミングアーツ」さんと清澄白河の「wolk.zakka 」さんで展示会をさせていただきました。
どちらのお店も素晴らしくセンスの良いお店ですよ。
こんなご時世ですが、もし機会があったら覗いてみてください。
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