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やる気のない社員を生き返らせるべき?

営業職という仕事は、
非常に心のコントロールが難しい

今所属している会社は、割といや大いにパフォーマンスを重んじられる文化なので、売れた分賞賛される文化が根付いている。

すなわち、極端な話「数字は人格」ってぐらい、結構扱いが変わる。

営業実績が良ければ気分も上がり、良くなければ気分も下がるという、浮き沈みを伴うお仕事ってわけで。

なので、その浮き沈みに打ち勝つメンタリティだったり、揺るがない自分自身の軸だったりってのが必要なお仕事ではないかと考える。

大抵多くの営業マンは、そうした一喜一憂を感じて生きてると思うが、稀にその感受性が高く、心が苦しんでしまう人も一定数存在する。

私も、20代とか30代前半さ今以上に社内での相対的なランキングを気にしたり、売上の達成率を日々気にしたり。

そんな、目先の自分の社内のポジショニングをあまり気にしすぎても、自分の生き方に何も価値を見出せなくなって、その考えはだんだんとではあるが破り捨てられた気がする。

実は、最近近しい若手女子社員が、営業実績が思うように上がらず、病んでいるオーラをムンムン感じるようになった。

最近リアルに社員同士で会うことが殆どなく、オンラインで会議をやってるのだが、オンライン越しにでも感じる負のオーラ。
表情の暗さ、発言の無さ。どうやら、顧客対応も悪いとの噂も聞く。

彼女がそんな状況に陥ったのは、ここ数ヶ月だ。

実はこれまではどちらかというと組織の中で実績を牽引できてた立場ではあったし、その時には自信をつけてすごく楽しそうにしていたのだが、とあるチャンスをモノにできず、ズルズルと急落していった。

私は営業を長らくやっているので、彼女の課題は明確なのだが、彼女はその直面する課題から逃げて、楽な手段を取っているが手にとるように分かる。

それは、行動や発言から容易に見透かすことができる。

それほど、営業って仕事はシンプルでありながら、緻密かつ複雑なところもあり、手を抜けばすぐに実績に表れる。
本当に不思議なもので、神様はきっといるんだろうな、と思わされる。

特に、経験少ない若手はその営業の勘所が分からないからこそ、自分の足で稼ぎ、色んな失敗成功経験をしながら、自分なりの営業のスタイルを形成していかなくてはならない。

営業って仕事は非常に泥臭くて、面倒。

だけど、そこから逃げていてはいつまで経っても、当たらぬ勘と相手に刺さらない自分のキャラクターで勝負することになり、成果が出ず、その解決策が分からないという負のスパイラルに陥っていくのだ。

10人に1人ぐらいでまれに、類稀なるセンスを発揮してとんでもない実績を叩き出す若手もいる。

大抵そういう人間は、
例えば、学生時代死ぬほどスポーツを頑張り目標達成思考に長けた人間。
例えば、凄く幼少期から苦労をして、ハングリー精神を持っていたり、独特な感受性や物の見方やアプローチを持っていたり、など早いうちに苦労経験を成して社会人でも早期に活躍できる人間もいる。

ただ、そんな人は本当に稀であって。

話を戻す。

イチ先輩の身としては、彼女のモチベーションを上げてもらいたいと思っている。

それは彼女自身が楽しくやりがい持って仕事してほしいのと、組織で働いている限り、負のオーラというのは大抵他者にも伝播するもので、そういう、マイナスな影響は与えてほしくはない、というのが正直な私の気持ちだ。

彼女の性格的に、営業成績云々の感受性は高めで、他者との相対評価で自分の価値基準を決めがちなところがある。

恐らく、それは彼女が生まれ育った環境だったり、今の思考が親兄弟などから刷り込まれたと思われる。

そして、他人を受け入れることに時間が掛かり、自分自身を素直に受け入れられず、等身大の自分を見せられない傾向にもあるように感じる。

他、諸々組織や人間関係など環境因子も複合して関わっていて、糸がこんがらがって解けないような状況である。

どうしたらいいだろう。


評価者(マネジメント)のポジションではないので、私がどこまで介入していいか。

あと、彼女の適正や幸せを考えたらこの仕事を頑張り続けてもらった方がいいのだろうか。

まだ彼女は20代中盤で、色んな選択肢や可能性は秘めている。別の可能性を見出した方がいいのかもしれない。

そして、彼女自身はこれからどうしたいのか…

非常に悩むところではあるが、せっかく同じ組織にいる以上、手を差し伸べ、負のオーラを消し去るため、彼女自身自信を持たせられるサポートができないか、真剣に考えたいと思っている。

これから人を育てる自分になるためにも

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