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【入社エントリ】 英語学習を通じて世界で活躍したい人を支援する、自分自身も成長のギアを上げていく。
こんにちは。私がPROGRITにジョインして5ヶ月が経とうとしています。すごく充実していたおかげか、本当にあっという間でした。この記事では入社から現在までを振り返り発信することで、同じような課題を感じている方へ何かのご参考になればと思います。
簡単に自己紹介
役割:モバイルテックリード
年齢:30代後半〜40代前半
趣味:少しだけ筋トレ、ランニング
経歴:Mobile App Developer(iOS, Android)→Scrum Master→Engineering Manager→現職
会社の状況:4プロダクト、7つのモバイルアプリ!
PROGRITでは、効果的に英語を習得するために目的に応じてプロダクトをローンチしています。現在では、以下の4プロダクトを提供しています。
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※PROGRITアプリは2つセットでサービスを提供
※ディアトークはiOSのみ提供
※スピフルはWeb/PWA(Progressive Web Apps)版のみ提供
以下に振り返りと所感を記載します。ただし、機密性の高い情報は伏せさせて頂きますので、本記事の記載が全てではありません。ご承知おきくださいませ。
本記事のサマリー
転職のきっかけと入社理由
入社後に感じた魅力
自分自身の変化や成長
エンジニア組織の文化
モバイル開発の技術
価値提供プロセス
現状の課題
今後さらに挑戦したいこと、達成したい目標
1. 転職のきっかけと入社理由
前職ではエンジニアリングマネージャーをしていました。詳細は割愛しますが、当時の役割は果たし、組織がさらに大きく成長し変化するタイミングにおいて、エンジニアとしてものづくりの楽しさという原点に回帰する決心をしました。
転職する意向は固まってませんでしたが、視野を広げるため思い切ってカジュアル面談を受けようと思い、最初にお話を聞きに来たのがプログリットでした。
当時、現CTOのShimaと組織の状況、モバイル技術の状況、事業の軸、そして企業カルチャーなど様々な事をざっくばらんに話し、自分自身がバリューを発揮出来る具体的なイメージが持てました。
また、『自己実現の支援』という事業軸が私の仕事の軸と一致していたのと、『英語学習』という点が私の人生において重要な要素というのが重なったのが決め手となりました。
2. 入社後に感じた魅力
技術改善のスピード感が早い
当社は複数のプロダクトを立ち上げている状況であり、スピード感を持って初期ローンチをする必要があります。その際に、既存の制約の影響が少ない状態でアーキテクチャに挑戦できた点が良かったです。
既存プロダクトにおいても、新規ローンチしたプロダクトで実績を得た技術を取り込めるので、改善のし易さがあります。
気軽に雑談できる環境
入社時のオンボーディングでは、弊社コンサルタントと一緒に英語学習の理論を丁寧に学んだり、専任社員による非常に分かりやすい講義がありました。その場で色んな質問に答えて頂けるので、非常に満足感が高かったです。
※英語学習の理論は、自分自身の英語学習にも適用できて良いです😁
配属後は、オンボード担当のエンジニアがついてくださいましたが、明るく親身に相談に乗ってくれて不安が和らぎました。また、上司と頻繁に1on1で様々な話をしたりと、心地よく立ち上がる事が出来ました。
業務の本格稼働後は、実際に自分でプロダクトを使い英語を学びつつ、見つけた課題をカジュアルにPdMと雑談できる環境が良いです。ユーザー価値に近い位置で開発ができます。
3. 自分自身の変化や成長
マインドセットの変化
プログリットにはバリューとしてFIVE GRITがあります。
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相手やチームへ最大限のリスペクトを払いつつ、自分事として課題解決し、高い目標を目指す。その中で、自分本位ではなくお客様の事を考え、周囲からのフィードバックに向き合って感謝しながら目標に向かうのは人としての成長を大きく感じました。
マルチプロダクトならではの難しさ
技術面では、複数のモバイルアプリ全体を通しての課題分析と技術全体の成長の施策を考える過程で、多面的に問題解決をする力が養われました。単一のプロダクトとは違い、トレードオフの決定が難しいというのが率直な感想です。そういった活動から見出したToBe象にハイスピードで向かうため、社外勉強会やカンファレンスへの参加支援も手厚いので、どんどん新しい知識を吸収することが出来ています!
4. エンジニア組織の文化
当社では『インクリメンタルに設計を育てる』という点を重要視しています。事前に徹底的に考え抜きはしますが、何週間も議論をするよりも『さっさとコードを書いてしまう』という様に具体で語ることを推奨しています。
当然、間違いもあると思いますが、それは失敗ではなく仮説検証と捉えており、振り返り反省はしますが、それを糧に新たな技術挑戦をし続ける文化です。私はこの文化の中で『周りを巻き込みつつ、大きく絵を描き、小さく実践する力』が強化されたと感じています。時に、少し忙しいこともありましたが、リモートワーク主体の働き方もあり自分でコントロールすればさほど問題にはなりませんでした。
『相手を尊重しつつ、自分事として意見を言いつつ、具体的な行動が期待される』
言うは易しであり、それを実際に行動することが難しいからこそ価値があります。文句よりも『ではどうすれば現実問題として、何とかできるのか?』という点を常に意識しながら、日々、業務に従事していますが、モノゴトを建設的に捉えることができるので寧ろ充実しています!
5. モバイル開発の技術
アーキテクチャとOOP
以前の投稿でも記載しましたが、『Clean Architectureを基礎に、MVVMを採用』しています。シンプルにするため、幾つかカスタムをしています。
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『ビジネス要件のモデリングと、手続きと、UIと、実際のテクノロジーライブラリの実装を隔離する』ことにより、発展性と保守性を高めるのが目的です。
個人的には、『ビジネス要件のモデリング』をもっと突き詰めて行けたら良いなと考えていまして、ドメイン駆動設計、関数型プログラミング、テスト駆動開発、ビヘイビア駆動開発を深掘り学んでいる最中です。
方針の言語化/運用の現実
アーキテクチャはADR: Architecture Decision Recordとして体系的にドキュメントを整備しています。極力シンプルになるよう配慮はしていますが、責務が多く分割されているので、個人個人の解釈を揃えていくのは大変なことだなと改めて感じています。
特に、複数プロダクトであるため全てのコードを完璧に方針通りに実現するのは無理無駄が伴うという点を学びました。したがって、方針は方針として、第一優先は『最速での価値提供』として、動くコードを尊重しています。『まずは動くモノを作る!』という軸は、開発のしやすさに繋がっているなと感じます。
メトリクスの計測とアラート通知をはじめてみた
最近、Bitrise Insightsを活用してSlackのアラートチャンネルへ通知初めてみました。
プルリクのコメント数が増えた場合(Face to Faceで話して即解決する)
プルリクのサイズが大きい場合(より小さくするよう警告)
プルリクのサイクルタイムが長い
マージ頻度が低い
(まだ運用を開始して日が浅いので、後日、効果検証の結果が出たら記事を投稿したいと思います。)
導入するにあたり、モバイルエンジニアへ相談してからCTOの予算承認までが非常にスピード感が早かったのが印象的でした!
6. 価値提供プロセス
プロダクトマネージャ(PdM)が主体でプロダクト戦略立案、要求整理を行い、要件設計辺りからエンジニアは参加します。キックオフという形でエンジニア目線でのフィードバック(実現性、工数感覚)を話せるので『単に言われた事を作るだけじゃなく、上流から関われる!』という感覚を持てます。
開発についてはオーソドックスなスクラムを採用しており、2週間のタイムボックスでSprint reviewを実施しています。価値仮説の立案(Discovery)と開(Delivery)を2段階のRefinementで接合しています。
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この2段階のRefinementが結構、うまく機能しているなと感じていまして、Refinement1(要件、受け入れ条件など抽象)でデザイナーさん含め認識を合わせ、Refinement2で具体の使用をFixして見積もりまで完了する。その結果を踏まえてSprint planingをしているので、非常に円滑にチームのキャパシティを埋めることができ、快適に開発ができています。
7. 現状の課題
経営としては非常に好調でして、組織もプロダクトも急速に拡大成長しています。現在、モバイルエンジニアだけで9名が在籍しており、サーバーサイド8名、PdMは6名、デザイナー6名。その他の方々も含めてプロダクト開発部は29名が働いています。(その他にも他の事業部との関わりも多数)
課題はシンプルに『マネジメントの重要性と負荷が高まっている』状況です。
今現在は、モバイル開発については社員で定期的にマネジメントを何とかするための定例MTGを実施して運営はしていますが、現場としてはもっと開発にコミットメントして『お客様にもっと早く、もっと多くの価値を届けたい』と考えています。
そのためにエンジニアリングマネージャ(EM)の方にジョインして頂けたら良いな、、、という点は直近の目標の1つです。EMの方に全てを丸投げするつもりは全くありませんが、エンジニアがもっと価値提供を効果的にできる組織づくりをリードしていただける方を絶賛募集中です!
8. 今後さらに挑戦したいこと、達成したい目標
直近の短期的な目標は、バックエンドも含めて全体のドメイン分析をし、その結果、適切にKMPでモジュール共有化したり、そこまでいかずとも iOS 同士、Android同士で共有モジュールを作成してコード重複を除去したいです。
また、社内でスクラム導入を皆さまと協力して進めています。現在、4つのプロダクトチームのうち3つが採用を始めています。スクラムによって短いサイクルでユーザー価値の仮説検証に取り組み、自己実現を直接的に支援できたら良いなと考えています。
あと一番大事なのは、英語がペラペラになって海外カンファレンスをリアルタイムで視聴したり、映画や楽曲を楽しめる様になって人生の幅を広げることです!
9. 最後に
『前のめりな組織』という印象を受けるかもしれませんが、実際の組織は和気あいあいとしていて、かつ、心理的安全性も高いです。でも、だからこそ、チャレンジが出来るんだろうなと思います。
自分の成長のギアを3段階くらいあげたい
仲間と和やかに、複数の価値観を尊重し合いながら前に進みたい
そんな方々にPROGRITという組織とプロダクトはマッチするんじゃないかと思います。
本記事では概要や抽象の記載に留めましたが『もっと具体で知りたい!』と思った方は、ぜひお気軽にカジュアル面談でお会いしましょう!