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諦めずに読みきって良かった!

■感想文『ダイナー』/平山夢明さん


終始、性描写や人が死ぬ場面が露骨です。読者を選ぶ本ではあると思います。出だしもラストも、主人公は絶望的な状況にいます。いるんですが、ネタバレになるので今回は詳しく書きませんが、読後感は悪くないんです。

読書の最中は眉間に皺が寄りっぱなしで、半分まで読み進めて疲れたため、気軽に読める内容の本を手に取りました。この本は精神的に余裕がないと読み進められない気がします。作者は、書いていて気持ちが悪くなったりは、しないのだろうか?

そして手元に読む本が無くなったとき、思い出したように再び本書を読み返してみました。2、3ヶ月ぶりでしたでしょうか。そこからは数時間で読みきりました。

この展開は予想していなかった。

というより、どう着地するのか想像する、余裕がなかった本です。そういう意味では、没頭できる作品でした。あとがきを読んでも、納得です。カバーとはまったく違うイメージの本書。しかし、食事のシーンを空腹で迎えるとなかなかつらいです。とりあえず読み終えたこの足で、ハンバーガーを買いに行こうと思います。

筆者の筆力に脱帽します。


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髙橋さとう(ニュース記事を発信するオウンドメディアの編集長)
一日一つの投稿を続けます。それは、文章を書くという、コンテンツメイクの楽しさをnoteが思い出させてくれたから。ありがとう。ライフワークが手につかないくらいnoteのことを考えてしまうので、noteをライフワークにすべく、今後も続けます。読んでいただいて、ありがとうございました。

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