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#27 違いは認め、間違いは改める

みなさまこんにちは。
高橋 聡です。

今回は経営者の心得である「違い」と「間違い」についてお話させて頂きます。
皆さんも上司になったら意識してみてください。

個々人の「違い」を認める

上司になると、えてして個々人の「違い」を「間違い」と混同し指導してしまうことがあります。

金髪だから、ネイルが過度だから...等々業務に関係のない点まで指摘してしまうことはないでしょうか?

目くじらを立てなくて良いことまで、会社の方針だから。という短絡的な理由で指摘していないでしょうか?

今は多様性を重んじる時代となっています。
業務に支障のないことであれば最大限許容すべきと考えます。

「間違い」は素直に改める

一方上司として「間違い」は改めさせるべきです。
遠慮はせず、毅然とした態度で接しましょう。本人のためです。

例えば就業規則に基づいたルールの徹底。
無断遅刻の是正等が挙げられます。
無断遅刻は個性ではなく、「間違い」です。

ところで、弊社はあいさつを重んじています。
あいさつをしない。はどうでしょうか?
「違い」でしょうか?「間違い」でしょうか?

意見が分かれると思います。
あいさつをしなくてOK!の会社も存在するためです。
あくまで当社というコミュニティーにおいては、あいさつをしない行為は「間違い」に該当します。

したがって「間違い」に該当する、しないの判断はとても難しいです。
当社では経営指針書に「違い」と「間違い」の判断で悩みそうなケースは明文化しておりますので参考にしてください。

また、間違いに当たるかどうか不安なときは遠慮なく私または上長に確認いただけたら幸いです。

心得違いを認識させ、是正させることは会社にとって必要な活動です。
これを放置すると放漫経営と言われても仕方ありません。

「間違い」を指摘されると自分が否定されたと勘違いして拗(す)ねたり、逆恨みする人も中にはいることでしょう。
決して個人の人格を否定しているわけではありません。
経営者や上司は行為に対して改善を促しているのです。
間違いを改めれば評価が下がることはありません。安心してください。

「間違い」を指摘された時は素直に受け止め、改善しましょう。

指摘されなくなったら完璧になったのではない。見限られたのだ。

指摘されなくなったら成長は止まります。
指摘されない人が見受けられますがそれは完璧な人だからではありません。
周りから「あの人には言っても無駄だから」と見限られたからです。

誰しも指摘されるのは嫌です。
しかし、自己成長を切に願うなら勇気を持って指摘を素直に受け止め、改善してこそ未来が開けると覚えておきましょう。

違いについては認め、間違いについては改める

「あり方」から、「違いと間違い」を正しく理解し、みんなで良い会社環境を作りましょう。

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