Campusノートの思い出 〜人はだれもがクリエイター
大学ノートの定番といえば、コクヨのキャンパスノートだ。安売りしているのをまとめ買いしてよく使ったものだ。
最近は、紙のノートに書くことも無くなった。利用するのは、もっぱらスマホのメモ帳だ。長い文章のときだけパソコン画面に向かっている。
Campusノートにはたくさんの思い出がある。
Campusノートの思い出
私が幼少の頃、このサイズのノートはほとんどが「糸」で綴じられていた。これが子どもにとっては厄介な代物で、指で引っ張ったり、鉛筆をくぐらせたりしているうちに、すぐに切れてしまうのだ。
糸が切れると、さらに今度はその切れ端を引っ張ってしまう。そうこうしているうちに、ノートはいつしかバラバラになる。もはやノートとは呼べない。ただの紙の束である。
この点、Campusノートは優れていた。糸とじではないので、そう簡単にバラバラにならない。しかも、一枚一枚が切り離しやすいのだ。
どんなにたくさんの紙ヒコーキを作っただろうか。教室を舞う紙ヒコーキは、Campusノート。落ちている紙ヒコーキの素材もほとんどがCampusノートだった。
級友に手紙を書くときもCampusノートが便箋となり、封筒にもなった。
あみだくじといえば、Campusノート。
まるばつゲームといえば、Campusノートだった。
「自由帳」といえばCampusノート。Campusノートといえば「自由帳」だった。
そう。安価で便利なCampusノートは「自由帳」の定番だったのだ。
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