原田マハ「風神雷神」がカッコ良すぎる件。
カッコ良すぎる、原田マハ先生の大傑作。
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📚#風神雷神
👤#原田マハ
🏢#PHP研究所
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誰もが見たことがあるだろう、風神雷神の黄色い屏風絵。
それを描いた#俵屋宗達 の、美術を吸収した壮大な旅のお話です。
俵屋宗達は、その作品の素晴らしさや知名度とは反対に、その生涯は不明なことが多いです。
そんな宗達に着目し、「もしかしたら本当はこうだったかも~」と思わせるマハ先生のストーリーがとっても面白かったです。
ここからはネタバレ。
世は戦国。織田信長が時代を治めていた頃。
宗達は南蛮人と出会い、異国の文化に触れます。
絵の才能を認められ、#狩野永徳 のもとで熱い修行をし、仲間とともに命をかけて織田信長へ献上する屏風絵を作成。
その溢れ出る能力から、狩野永徳に弟子になるようありがたい話をいただくも、なんと#織田信長 がそれを制止します。
なんと信長は、宗達に外国へ行かせ、海外の様子を絵にするように指示を出すのです。
そこからがまた大冒険。
当時キリスト教に入信していた、同世代の若い信者たちとともに、船に乗り、ヨーロッパへむかいます。
使節団とともに何年も船に乗り、ようやくヴァチカンへ着いた宗達は、西洋の輝かしい美術と出会い、たくさんの刺激を受け、信長のために、手帳に絵を書く日々。
そんな折に出会った、現地の名も無き将来の天才画家。彼との出会いから生まれたのが、風神雷神ー。
だったかもしれない!というミステリー要素もありつつ、冒険小説の要素もありつつ、壮大な映画を見ているようなドキドキとわくわくがとまらないまま、一気に読み込んでしまうお話です。
上下巻あって、正直分厚いし、もしかしたら読書嫌いの人はうわって思っちゃうかもしれませんが、
読み始めると先が気になりすぎてどんどん進めてしまうし、
読み終わったあとの爽快感、宗達といっしょに大冒険をしたという爽快感がなんとも気持ち良い作品です。
ぜひぜひ、読んでみてください♬
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