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病気であることの哀しみ

十年来、患っている病ゆえの痛みが、ここしばらくの間ずっと激しかったため、今週は大学病院に行って来ました。

病状は悪化していました。処置はしていただきましたが、結果むなしく痛みは緩和されないままに帰宅。なんと無念であったことか!

私だけではなく、ドクターもナースも、とても残念な顔をしておられたので
医療チームの方々にも申し訳ない思いになりました。

noteのプロフィール欄に記載しているように、現在は頸椎と脊椎と腎臓と呼吸器など複数の病を抱えています。腎臓は当初は悪いところなどなかったのです。しかし、薬剤投与の結果(副作用)として腎臓に影響がでてしまい腎臓病をも患うことになってしまったのでした。呼吸器疾患は六年前からです。その他にも子宮と乳腺に腫瘍があり定期的な検査で経過観察をしています。
 
投薬は「免疫抑制剤」と「鎮痛剤」がメインです。私の体質的なものとして薬剤アレルギーを持っており、基本的には薬が使えません。たとえば肩こりや捻挫ひとつにしても湿布薬とか塗り薬を使用するとアナフラキシーを起こしてしまうので、それすらも使うことができない。ちょっとした虫さされにしても軟膏すら塗ることもできないのです。胃腸の不調も同様。胃腸薬を使うこともできない。

医学は進歩しているとはいえ、私の場合は体に何か起こっても手の施しようがないのです。
 
十年来の病の痛みが緩和されなかったことに加えて、昨夜から風邪をひいてしまいました。先に「免疫抑制剤」という薬を服用していることを記しましたが、あまり馴染みなくポピュラーな薬ではないかもしれません。細胞間同士の調整のために、もともと人間が本来、持っている免疫を、あえて低下させる役割の薬です。なので、私の体には「免疫」というのが失われています。風邪をひいたら一大事ですし、もとより、風邪薬は薬剤アレルギーのため使えません。

ぶつけようのない怒りにも似た哀しみを抱いて、昨日の真夜中は哀しみました。それでも生きていかなければならないのだから。

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