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005 ワンオペだけど一緒です

SNSや実際の仕事の現場で垣間みるだけでも国際協力に携わるあるいは携わろうとしている女性の中にキャリア、プライベート、家族、子どもなどでいろいろ悩んでいる方が多いと感じることがある。僕が配信しているポッドキャストFairly.fmでもそのような話のニーズが高いと感じている。

我が家はパートナーが一家の大黒柱(Breadwinner)で僕が主夫をしていた時期もある。今は僕が大黒柱でパートナーは中白柱だ(こういう言い方が正しいかはわからないけど)。結婚して10年以上が経つけど、今の状況は決して最初から思い描いていたものとは違う。もともと考えていて我が家の夫婦の在り方は今とはちょっと違う。

そんなわけで今回は僕とパートナーが「仕事と家族生活」、「どちらが大黒柱になるか」などについてどういう話をしてバランスをとってきたかを整理したい。


まず最初に結婚する前、お互い「結婚する相手かなぁ」と感じ始めた頃の2人の考えはこんなものだった。

僕「別に仕事をしなくてもいい。パートナーが仕事でどこかにいくなら無理に仕事をせずについていく。家族は一緒にいたほうがいいから」
妻「自分の専門分野でキャリアアップして仕事を続けていきたい。もちろん、子どもも欲しいし家族と一緒にいたい」

結婚する前はどちらかというとパートナーの方が国際協力の分野の仕事に強い関心を持っていて、どうにかして仕事は続けていきたいという気持ちが強かったと記憶している。僕はというと、3年半のザンビアでの仕事を経てバーンアウトしていたのもあり、社会福祉士となるべく日本の大学の通信教育を始めており(結局国家試験受験資格は得たものの、受験前に海外生活に戻りおまけに国際協力の仕事に復帰したので資格は持っていない)、日本でもどこでも仕事はできるようにしたいけど国際協力にはあまり強いこだわりはなかった。むしろ、家族がより人生の大切なところを占めている気がしていた。とはいえ、パートナーも家族を欲しており、ここはお互いの共通点でもあったと思う。


結婚する際の約束

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