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【ゼロポイントフィールドとは?】

【ゼロ・ポイント・フィールドとは?】

最近、巷でよく見かけるワード『ゼロ・ポイント・フィールド』とは、

一体何でしょう?

内閣官房参与の経歴を持つ、

多摩大学大学院名誉教授の田坂広志工学博士は、著書

『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』
(光文社新書)

の中で、

ゼロ・ポイント・フィールドについて、

こう述べています。

「この『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』とは、

この宇宙に普遍的に存在する『量子真空』の中に『ゼロ・ポイント・フィールド』と呼ばれる場があり、

この場に、

この宇宙のすべての出来事のすべての情報が、

『波動情報』として『ホログラム原理』で『記録』されているという仮説なのである。」(121頁)

「もし、『量子真空』の中に存在する『ゼロ・ポイント・フィールド』が、

この宇宙で起こった『出来事』、

すなわち『波動エネルギー』を、

『波動情報』として記録しているのであれば、

『ゼロ・ポイント・フィールド』が、

この宇宙の『すべての出来事』を記録しているという仮説は、

決して荒唐無稽な理論ではない。」(125頁)

「『宗教』の世界では、

不思議なことに、

この『ゼロ・ポイント・フィールド』と極めて似たビジョンが、

遥か昔から語られている。

例えば、

仏教の『唯識思想』においては、

我々の意識の奥には、

『末那識』と呼ばれる意識の次元があり、

さらにその奥には、

『阿頼耶識』と呼ばれる意識の次元があるとされており、

この『阿頼耶識』には、

この世界の過去の出来事のすべての結果であり、

未来のすべての原因となる『種子』が眠っているとされている。

また、

『古代インド哲学』では、

『アーカーシャ』の思想が語られており、

この『アーカーシャ』とは、

宇宙誕生以来のすべての存在について、

あらゆる情報が『記録』されている場であるとされている。」(129頁)

「もし、我々が、何らかの方法で、

『ゼロ・ポイント・フィールド』に繋がることができるならば、

我々も、

この宇宙の過去から現在までのすべての出来事のすべての情報に触れることができるのである。」(137頁)

「この『無意識』の世界では、

ゼロ・ポイント・フィールドを通じて、

『類似の情報』を引き寄せるため、

この世界に『ネガティブな想念』があると、

『ネガティブな情報』を引き寄せ、

結果として、

『ネガティブな出来事や出会い』を引き寄せ、

『悪い運気』を引き寄せてしまう。

逆に、

この世界に『ポジティブな想念』があると、

『ポジティブな情報』を引き寄せ、

結果として、

『ポジティブな出来事や出会い』を引き寄せ、

『良い運気』を引き寄せることができる。

従って、

この『無意識』の世界では、

『引き寄せの法則』によって、

不思議な『直観』や『シンクロニシティ』『コンステレーション』などの現象が起こる。」(161頁〜162頁)

「その『神』や『仏』や『天』とは、

『ゼロ・ポイント・フィールド』

に他ならない。

すなわち、

その『神』や『仏』や『天』とは、

宇宙の歴史始まって以来の『すべての出来事』が記録され、

人類の歴史始まって以来の『すべての叡智』が記録されている、

この『ゼロ・ポイント・フィールド』に他ならない。」(189頁)

「もし『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』が正しければ、

このフィールドには、

この宇宙で起こったすべての出来事のすべての情報が『記録』されている。

その『すべての出来事』とは、

文字通り『すべて』である。

すなわち、

量子真空から、この宇宙が誕生したことも、

この宇宙の中で銀河系宇宙が生成したことも、

その銀河系宇宙の中に太陽という恒星が誕生したことも、

その周りに地球という惑星が生まれたことも、

その惑星の上で生命が発生したことも、

その生命が進化して人類が生まれたことも、

その人類の歴史の中でローマ帝国が興亡したことも、

この日本という国に、

あなたが生まれたことも、

あなたがどのような人生を歩んだかということも、

そして、その人生において、

あなたが、何を願って生き、

何を考え、何を思い、

何を感じて歩んだかも、

その『すべて』を、

『ゼロ・ポイント・フィールド』は記録しているのである。

もし、そうであるならば、

この『ゼロ・ポイント・フィールド』には、

あなたの人生に関する『すべての情報』が、

刻々とリアルタイムで記録されているのである。

いや、あなただけでなく、

いま、この地球上に生きているすべての人々の人生に関する『すべての情報』が刻々とリアルタイムで記録されており、

さらには、

これまでこの地球上に生を享け、

生き、去っていった、

すべての人々の人生に関する『すべての情報』が記録されているのである。」(194頁〜196頁)

「もし、『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』が正しければ、

我々の死後も、

我々の人生で起こった、

すべての『出来事』の情報

我々の人生で与えられた、

すべての『体験』の情報

我々の人生で与えられた、

すべての『人間関係』の情報

我々が人生で味わった、

すべての『感情』や『想念』の情報

我々が人生で学んだ、

すべての『知識』や『叡智』の情報

といった『意識のすべての情報』が、

量子真空内のゼロ・ポイント・フィールドに記録されているということであり、

もし、そうであるならば、

『生』や『死』という意味で、

それは何を意味しているのか、

ということである。」(202頁)

「この仮説は、この宇宙において、

次のことが起こっていることを述べている。

第一 『量子真空』から生まれた、

この宇宙の森羅万象の真の姿は、

『物質』ではなく、

『波動』である。

第二 従って、この宇宙で生じたすべての出来事は、

我々の肉体や意識の活動も含め、

すべて『波動』に他ならない。

第三 そして、この現実世界で生じた『波動』の軌跡は、

量子真空内のゼロ・ポイント・フィールドに、

やはり『波動』の軌跡として、

すべて『記録』されている。

では、このことは何を意味しているのか。

端的に述べよう。

実は、このことは、

『現実世界が、すべて記録されている』 

ということを超えた意味を持っている。

すなわち、

このことは、『波動情報』という観点から見るならば、

ゼロ・ポイント・フィールド内に、

『現実世界』と、全く同じ世界が存在している

ということを意味しているのである。

仮に、これを、

『現実世界の奥にある世界』という意味で『深層世界』と呼ぶならば、

ゼロ・ポイント・フィールド内には、

『現実世界』と全く同じ、

『深層世界』が存在している

のである。

ただし、

このゼロ・ポイント・フィールド内の『深層世界』は、

『現実世界』で起こる出来事を刻々記録しながらも、

『現実世界』とは異なる、

次の三つの特徴を持っている。

第一 ゼロ・ポイント・フィールド内では、

エネルギーの減衰が起こらないため、

波動の減衰も起こらず、

『深層世界』には、

永遠に、すべての情報が残り続ける。

第二 そのため、『深層世界』には、

『過去』から『現在』までの、

すべての情報が存在している。

そして、第五話で述べた意味において、

『未来』の情報も存在している。

第三 また、ゼロ・ポイント・フィールド内では、

瞬時に情報伝達が起こるため、

『深層世界』では、

『情報同士の相互作用』が、極めて容易に起こる。」(204頁〜207頁)

「古今東西、

様々な書物において、

『無意識の声』に耳を傾けることの大切さや、

『無意識の力』を借りることの大切さが語られてきたが、

実は、

この『無意識』とは、

ゼロ・ポイント・フィールド内に存在する『深層自己』の『無意識』(『超個的無意識』や『超時空的無意識』も含めた)のことに他ならない。

すなわち、

『無意識の声』に耳を傾けることや、

『無意識の力』を借りることとは、

実は、ゼロ・ポイント・フィールド内の『深層自己』の『大きく賢明な無意識』と繋がることなのである。」(219頁)

「ゼロ・ポイント・フィールドにおいては、

我々の『自我』は、

もはや『肉体』の苦しみを感じることもなく、

『肉体』が消滅することによる『死』の恐怖を抱くこともないため、

苦痛や恐怖や不安などは、

自然に消えていく。

そして、

このフィールドにおいては、

すべての情報や知識や叡智に触れることができるため、

自分と他者、

自分と世界を分けていた『境界』が無くなり、

それに伴う『葛藤』や『苦悩』も無くなっていく。

それが、筆者が、

『ゼロ・ポイント・フィールドの持つ浄化力』と呼んでいるものであるが、

この『浄化力』によって、

我々の『自我』は、

その存在意義を失い、

自然に消えていくのである。

そして、このフィールドの持つ、

『自我』という『苦しみの根源』を消し去っていく力は、

『自我』そのものの『存続力』など比較にならぬほど強い力である。」(239頁)

ゼロ・ポイント・フィールドについて詳しく学べば、

真の意味で、

『私たちは死なない』

『死は存在しない』

ということがわかります。

ぜひ、本書を読んで学んでください。

人生必読の書です。

『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』
(著者 田坂広志 光文社新書)




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