【大事の前の小事】
【大事の前の小事】
『大事の前の小事』という成句があります。
これには、
二つの意味があります。
① 大きなことをするにあたっては、
些細なことにも細心の気配りをしないと、
ちょっとした油断で思わぬ失敗をまねくことになるという戒め。
② 大事をなす場合には、
些細な事にはかまわない方がよいということ。
です。
ヘレン・ケラーは、こう述べています。
『大きな目標があるのに小さなことに拘るのは愚かです』
アインシュタインは、かつてこういいました。
『私が知りたいのは神の考えだ。
それ以外はすべて些細なことでしかない』
私たちが抱える悩みや不安など、
所詮すべては取るに足らないことです。
これについて、
リチャード・カールソン心理学博士は、著書
『小さいことにくよくよするな!』(訳者 小沢瑞穂 サンマーク文庫)
の中で、こう述べています。
「いやな知らせを聞いたり、
気難しい人と会ったり、
何かに失望したり、
とくに逆境におちいったとき、
私たちのほとんどは日ごろの癖で、
つい事態をさらに悪化させるような対応をしてしまう。
過剰反応、拡大解釈、
コチコチ頭、悲観主義。
小さなことにとらわれていらだったり悩んだりするとき、
それに過剰反応すると欲求不満がこうじるだけではなく、
ますます泥沼にはまり込む。
客観的に見られなくなり、
否定的な考えにとらわれ、
力を貸してくれそうな人たちまで遠ざけてしまう。
ひと言で言えば『すわ一大事』の生き方になってしまうのだ。
ばたばた動きまわって問題を解決しようとするが、
実際には問題をますます複雑にしているだけだ。
すべてが一大事に見えるせいで、
ドラマを次から次にこなすような生き方になってしまう。
(中略)
人生にもっと気楽にたち向かう癖を身につければ、
『なすすべもない』ような問題もなんとかなりそうに感じるようになる。
ストレス源だった『一大事』にたいしても、
前ほど動揺しなくなる。
幸いなことに、
もう一つの生き方がある。
周りの人たちともっと共感し合える、
穏やかで優雅な生き方だ。
その生き方とは、
『すぐ反応する』癖を
『客観的に見る』という新しい癖と入れ替えることから始まる。
この新しい癖を身につけることで、
より豊かで満足できる人生を送れるようになるのだ。」(5頁〜6頁)
「悲しみや怒りやストレスを感じているのは
『小さいことにくよくよしている』からだ――人生をあまりにきまじめに考えすぎているからだ、
と自分に言いきかせよう。
腕まくりして人生に立ち向かうかわりに、
一歩さがってリラックスしよう。
人生は、あなたがそうしないかぎりは非常事態にはならないことを忘れないように。」(216頁)
穏やかで優雅に生きるルールは二つあります。
① 些細なことに気をもまないこと。
②『私たちが抱えている悩みや不安など所詮、すべては取るに足らない』と、さとること。
この考え方を人生に取り込みましょう。
大事なことは、
神の意思を知り、
それを実践することです。
『私が関心があるのは神の意思だ。それ以外はすべて些細なことでしかない』
(推薦図書)
『小さいことにくよくよするな!』
(著書 リチャード・カールソン 訳者 小沢瑞穂 サンマーク文庫)
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