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【宇宙は一元、この世は二極構造】

【宇宙は一元、この世は二極構造】

宇宙は一元です。

則ち、

宇宙は一つのものから創られています。

ワンネスです。

しかし、

この世(四次元時空;物質世界)は、

二極構造になっています。

たとえば、

プラスとマイナス、

陽と陰、

光と闇、

善と悪、

真と偽、

美と醜、

ポジとネガなど。

あらゆる対立するものが共存しています。

どちらか一方がなければ、

もう一方の価値は存在しません。

だから、

両方に価値があることを受け入れることが大切です。

ディーパック・チョプラ博士は、これについて、著書 

『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』 
(訳者 住友進 サンマーク文庫)

の中で次のように述べています。 
(40頁~41頁)

「 人生には、

あらゆる対立する価値が存在しています。

喜びと悲しみ、

快楽と苦痛、

上り坂と下り坂、

暑さと寒さ、

こことそこ、

光と闇、

誕生と死など。

すべての体験には陰と陽があり、

一方が存在していなければ、

もう一方の意味は失われてしまうのです。

ある賢者はかつてこういいました。

『生まれつき目の見えない人は、

暗闇といわれてもその意味はまったくわからないだろう。

なぜなら、

光を体験したことが一度もないからだ』

静かな和解、

すなわち、

あらゆる対立する価値が生き生きと共存している事実を受け入れなさい。

それを意識した瞬間、

わたしたちは自然と 

『区別すること』 

をやめるようになります。

勝者と敗者は、

対極にあるように見えますが、

実は同じ存在なのです。

区別をしなくなれば、

わたしたちの内面の騒がしい対話が収まり、

創造性への扉が開かれるのです。」

悪があるから善があります。

偽があるから真があります。

醜があるから美があります。

ネガティブな感情や想念があるから

ポジティブな感情や想念があります。

あらゆる対立するものが共存しています。

対立する価値を認識し、

許容することが肝要です。

チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳 サンマーク文庫) 

の中で 

『対立する価値』 

について、

さらにこう述べています。 
(42頁)

「 対立する価値が共存しているところに、

宇宙の本質的な性質があります。

心のなかに臆病者がいなければ、

あなたは勇敢にはなれません。

内面にけちな人間が住んでいなければ、

太っ腹になることはできません。

悪の才能がなければ、

徳の高い人間にもなれないのです。」

心のなかに、

『エゴ』 

と 

『真我』 

という対立するものが共存しています。

『エゴ』 

を全否定することなく許容することが大切です。

許容した上で、

意識を進化・向上させていきましょう。

誰だってけちな人間より太っ腹な人が好きでしょ?

臆病者より勇者が好きでしょ?

悪人より善人が好きでしょ?

スモールステップで 

『エゴ』 

を削りながら自己意識を向上させ

『真我』 

を発現させることを目指しましょう。

ネガティブなものも、

マイナスも、

悪も、

偽も、

醜も、

陰も、

闇も、

苦痛も、

下り坂も、

悲しみも、

寒さも、

死も、

全部受容しましょう。

人生は 

『全肯定』 

が大原則です。

なぜなら、

すべては造物主(人知の及ぶところではない偉大なる知性)の創造物だからです。

全肯定したうえで、

悪に関わらない、

偽に騙されない、

醜を見ない。

要するに、

ネガティブなものを相手にしない、

頓着しなければよいのです。

つまり、

闇を見ずに光を見る。

ネガティブなことに固執せず、

ポジティブなことを志向することが大切です。

チョプラ博士は 

『最初から最後までハッピーな映画は退屈です』 

と述べています。

悪童・悪女、

あるいはエゴに囚われていた主人公が、

様々な経験を積み、

善人へと成長していくドラマが面白い。

悪も偽も醜も、

ネガティブな感情や想念も、

反対意見もすべて許容し、

それに頓着することなく自己意識の進化と向上を目指しましょう。

(結論)
『全肯定が人生の大原則』

『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)


『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)


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高原茂
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