フードロスを考える
フードロスに関して知人が発信していたので、僕なりに思うところを。
▼年間600万トン
いつぞやの調べによると、日本の食品廃棄量は年間600万トンを超えているらしいです。
なんだかもう数字が大きくてよくわからないですよね。
こういう時は、1人あたりの重さに変えてみるのが良いと思います。
600万トンということは、60億キロですね。
人口がざっくり1億人ぐらいと考えると、1人あたり年間60キロ廃棄してる、こんな計算になるかと。
▼数字を細かく
まだちょっとイメージしづらいので、もうちょい細かく考えましょうか。
年間60キロということは、月間5キロですね。
そして1ヶ月が約5週と考えると、週1キロの食べ物を、日本人は1人で廃棄してるってことになります。
さらに紐解くと、1日150グラムですね。
だいぶ現実的になってきましたね。
さて、1日150グラムですが、どうでしょう皆様、個人的に廃棄してる覚えありますか?
例えば、おにぎりを一個残しちゃったら150グラムぐらいいきますね。
ただ、さすがにおにぎりを毎日一個ずつ残す人なんていないと思います。
牛乳を一杯捨ててもだいたいそれぐらいですかね。
賞味期限を切らしちゃったりとかもありますね。
▼たやすく捨てられる
目の前で実際に捨てる物もそうですが、その食品が作られる過程で捨てられている部位もあるかと思います。
皮とか、出汁に使った肉とか、かたちを整えるために捨てた部位とか、刺身のつまとか。
コンビニやスーパーでお惣菜を買ったとしても、棚に並ぶまでかなりの部分が削られますよね。
そう考えると「日本人1人が特に意識せずに1日を過ごすだけ」で、150グラムの廃棄なんて簡単にできちゃいそうだなと思えてきます。
▼一回一回を大事に
飲食店をはじめとした、嗜好品提供サービス業者にメスが入ることが多いですが、そういった施設を利用する頻度よりも、日常の中で食事をすることの方が圧倒的に多いと思います。
そう考えると、日々の生活の中で、一人一人がちょっとずつ気にすることが肝要なのかもしれないなと思えてきます。
レストランのゴミ置き場にドサっと生ゴミが捨てられる風景は印象に残りますし、もちろんそれが減ることが望ましいですが、少量×1億の方がケタ違いに大きいのでは、というボンヤリとした仮説でした。
ちなみに出された料理は絶対全部食べる派です。
ナス以外。