#994 小西康陽さんの配信ライヴでもらい泣きした日
休日にTwitterをぼんやり眺めてたら、スカートの澤部さんのリツイートで小西康陽さんの配信ライヴが11月25日までということを知る。
公演タイトルもズバリ「小西康陽、小西康陽を歌う」
ちょうど、雑誌「2nd」でピチカート・ファイヴの1stアルバム「カップルズ(1985)」について語られている記事があって、それを小西さん自身の歌声で聴きたいという欲求もあった。必然性のある偶然(©ヤン富田)。
以前、このnoteでは小西康陽さんの歌声についてちょっと偉そうなことを書いてしまったことがある。
ピチカート・ファイヴ解散後、ソロ活動をされているが、最も新しいライヴアルバムについて世間の評判とは裏腹に期待はずれだったといったようなことを書いた。何を偉そうなことを言ってるんだ。(今は反省している)
ただ、そのことについては小西さん自身百も承知で、「それでも歌い続ける」という選択をされているんだな、ということを今回の映像を観てひしひしと感じた。インスタの最新投稿でもそのことについて語っている。
小西さんの歌詞は恋愛について、特に失恋ストーリーが多い。そしてゲンズブール的にアイドルや女優に歌わせるスタイル。
その歌詞は、野宮真貴さんや夏木マリさんが男言葉で歌っても表現力が素晴らしいので成立するが、自作の曲を女言葉で自分が歌っても表現力で追いつかないとおっしゃっていることからもよくわかる。
ラストのマジック・カーペット・ライド。観終わると少し泣いた。