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#858 間違った最先端

選挙の度に毎回思うのは、ネット投票って出来ないものなのか?ということ。森元首相がが「無党派層は寝ててくれれば・・・」と失言した時から思っているから、かれこれ20年以上。

特にスマホファーストの20代以下の投票率を上げるには有効な策だと思うがいかがだろうか?

日本の投票用紙には、世界最先端の技術が詰め込まれているという。その技術とは、折り目をつけて投票箱に入れると、箱の中で開くという素晴らしい技術(らしい)。

この技術のおかげで、開票作業の時間短縮につながり即日開票が可能なんだとか。

この用紙、1986年から採用されているらしいので、もう最先端技術ではないのかもしれないが、結局開票作業は人力に頼っている時点で、間違った先端技術の使い方なのかもしれない。

夜中に人力で開票作業しなければならないのならば、余計にネット投票を解禁する機運が高まっても良いような気もするけれど、選挙の度にその声はあまり聞かない。マイナンバーもあるし、導入は容易な気もするのだけれど。

昨日みかけたのはこんな話題。

個人的に、そんなパワハラ上司に出会ったことはないけれど。そもそも、一票のために軟禁ってコスパ悪すぎとは思う。そして、ここには日本人真面目すぎる問題も隠れている気がする。

選挙の度に署名を集めたり、「この候補者・政党に入れろ」とかのお願いはあるけれど、そんなの「はい!わかりました」で済む話ではないのだろうか?表面上そう装っておけば済む話。NOと言えない日本人すぎるだろ。

ただ、結局の所ネット投票が解禁されても投票率は上がらないんだろうなという気もする。あれだけの大事件が起こって「民主主義を守る」と各党首達が訴えても投票率は速報値で52%。前回は48%だったので、ちょっとは上向いたけれど、劇的な率アップにはつながっていない。

残り半分の「行かなかった層」は、どんな状況でも行かないのだろう。行く層と行かない層の分断が起こっている。

あれだけ盛り上がっているように見えたアメリカ大統領選挙も、投票率は回を追うごとに下がっている傾向らしいし、成熟した民主主義の限界なんだろうか。それとも単純に、若者向けのインセンティブなさすぎ問題なのか?

ここで言うインセンティブとは、投票行ったら割引クーポン貰えるような単純なやつ。マイナポイントをやるならば、政府主導で投票割クーポン券発行した方が単純に効果はあるのかもしれない。


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