33回転なのか45回転なのかわからないレコード
1996年のマイブームはレコードだった。世の中的にはミリオンヒット連発の時代。逆張りというわけではないけれど、なけなしのお小遣いで通販カタログを眺め、吟味していた懐かしの日々。ネット通販はまだない。
基本的に購入するのはロック・ポップスのアルバムなんだけど、テクノもブームでエイフェックス・ツインが異様に盛り上がっていた時期でもあった。
で、当時購入したレコード。いわゆる12インチシングルというもの。
このレコード、ずっと33回転なのか45回転なのかわからなかった。というのも情報がなさすぎて(ネットが無いから)。だいたい盤の溝に33rpmとか45rpmとか彫ってあったりするのだが、これには無かった。正解は45回転。
まあ、常識的に考えて12インチは45回転。ただ、そういった知識も持ち合わせていなかった手探りの時代。しかもインストなので33回転でも普通にイイ曲。アンビエントな名曲だと思ってた。
逆に、44回転にするとドラムンベース。初めて聴くジャンルというのも相まって、正確なピッチで聴くと今でも違和感がハンパない。たまにゆっくりな(間違った)バージョンでも聴きたくなる。
配信の時代はそういった誤りによる偶然な出会いも無くなってしまったと思うとちょっと寂しい。
こちらのnoteを読んでそんな懐かしい気分に浸ってしまった。
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