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久々のLAMY2000

昨日、ちょっとした打ち合わせがあって。手書きメモを取る時に普段はカランダッシュの849という黒単色のボールペンを使っているのだけれど、赤ボールペンを使いたい気分だったので、LAMY2000を引っ張り出してきて使ってみた。そしたら、思いのほか使いやすかったので、感動した。

LAMY2000とは、ドイツの文具メーカーLAMY社が1960年代から販売しているペンのシリーズで、4色ボールペンや万年筆、シャープペンシル、単色のローラーボールが出ていたと思う。コンセプトは2000年になっても色褪せないデザインだそうで、私の持っている4色ボールペンタイプも4色あるとは思えないほど細身(普通のボールペンよりボディは太いけど)でシンプルなデザインのボディは2020年の今でも色褪せていない。

私がLAMY2000と出会ったのも2000年代以降で、たぶん2010年頃には使っていたと思う。Twitterを検索すると2010年につぶやいていたからだ。当時は自分の中でLAMYブームが起きていて、LAMY2000の他にもSafariという万年筆やtipoというローラーボールをコレクションしていた。

10年前の2010年頃は、世の中に文房具ブームが起きていた。リーマンショック後に会社の備品の経費節減とかでボールペンなどの支給をしなくなった時期と、ジェットストリームやフリクションなどの高機能ボールペンが市場に登場した時期が重なった為だっと言われている。ビジネス誌等で文房具特集がよく組まれていた。

そんな時期にLAMY2000の4色ボールペンと出会った。当時のイメージは見た目は最高、中身は最悪だった。というのは、高機能なサラサラと書けるボールペンが各社から発売されている時期だったので、ドイツ製のこのボールペンの書き味に不満があったのである。

そこで、当時プチ流行していたのが、替芯を日本製に交換することだった。4Cという互換性のある替芯なので日本のパイロット製やゼブラ製が使えた。私もご多分に漏れず、ゼブラ製に交換して使っていたが、後にこの4C規格には後発のジェットストリームが参入し、私もゼブラから浮気してしばらくはジェットストリームを使っていた。

今のLAMY2000は2代目である。前使っていた初代は、不注意で落としてしまい、ボディがポッキリと折れてしまった。そして最近はカランダッシュの849をメインに使うようになった為、LAMYの出番は少なくなっていた。

最近の私はミニマリスト気取りなので、持ち物を出来るだけシンプルにしたい欲がある為、単色の849に浮気していたのだ。そして筆圧高めの私は、サラサラというかヌルヌルすぎるジェットストリームの替芯から、純正品に戻したりもしていた。

純正品のペン先は、日本製と違い何色なのかすぐわかる仕様になっている。そして最大の不満だったインクの出にくさが改善されている(と感じる)。たまにインクが出にくいこともあるけれど、久しぶりに使ってみてそれほど不満はなかった。4色を出す仕掛けがちょっと変わっていて、ペンの上部にある4色に塗り分けられた部分の出したい色を上に向けてノックするとその色が出る。たまに思い通りの色が出ないこともあるけれどそれもご愛嬌か。

そんなわけで、最近はボールペンを使う機会もめっきり減ってきたし、普段使いではやはり単色しか使わないのでカランダッシュ849がメインになるが、多色使いたい場面もあるので今後もLAMY2000の出番はごくたまにあるだろう。


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