#976 守破離の「破離」が無い
日曜の朝に真面目なことを考えている
先月末、Voicyフェスが開催されていた。迷った挙げ句開催初日の朝ギリギリになって課金することを決心する。結局の所、生放送で聞くことが出来たのは数回分で後はアーカイブ放送で聞くつもりではある。
朝散歩時にVoicyを聞いていると、たまに仕事術の話題で「型を守れ」とか「レシピ通りにやれ」といった話を聞く。大抵の場合は「仕事は指示された通りにやれ、自分のアレンジを加えるな」とか「先人たちの知恵が詰まったレシピに隠し味を加えるな」といった類の話題。
確かに上からの指示を「言われた通りそのままやる」のが仕事の基本かもしれない。ただ、新人のうちならまだしも、中堅ベテランになってもそのまま「型通りの仕事」していると、「つまらない」し「使えない」と思ってしまうのは私だけだろうか?(たまたま私の周りに多いだけだろうか?と毒づきたくもある)
というのは、前述のVoicyフェスの対談テーマの多くが「日本の未来を語ろう」という感じがしたから。
フェスでは「このままだと日本やばい」「じゃあどうすればよいのか?」という話題が多く、トップランナー達による未来に向けた対談が多くセッティングされたいた。
全てを聞いたわけではないが、自分が聞いた限りだと、やはり「型を破るしかない」という結論に達している感がある。要はいつまでも型どおりのことをやっていても未来は無いといった類の話題が多く感じた。
これまで、型どおりの仕事をすることが日本にとっての成長の源泉になっていた。真面目に言われたことをやる、それが成長の潮流と合っていた。
ところが、(1995年頃に)世界は変わってしまって、それでは立ち行かなくなった。いつまでも型どおりの仕事をやっていると取り残されてしまう。そんな感じか。1995年は「Windows95」の発売年でインターネットの世界が広がった年。もう30年近く型どおりの仕事術をしているのは真面目すぎるにもほどがある。
未だに日本はマスク文化で、世界から立ち遅れている感があるのもその現れなのかもしれない。決められたことはきっちり守るけれど、そこからの変化を嫌うというか。。。「赤信号みんなで渡れば怖くない」というか。。。
と、主語が大きな話を日曜朝に書いてしまった。とりあえず自分+αから。