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新刊の紹介‼︎瀧音能之さん監修『隠された古代史 記紀から消された古代豪族』


本日、2024年11月9日(土)に瀧音能之さん監修『隠された古代史 記紀から消された古代豪族』が宝島社新書より発売されました。

弟の杜出版代表の青木康が編集・執筆協力をしました。

歴史は勝者によって都合が良いように書かれて伝えられてきました。

勝者が人格者のように描かれ、敗者は悪者のように歴史に書かれたりします。

古代の日本も例外ではありません。

ヤマト王権に従わない地方勢力は、「まつろわぬ民」「土蜘蛛」「蝦夷」といった蔑称で呼ばれました。

そして、正統なる日本の統治者であるヤマト王権によって討伐されました。

古代史で最も悪役にされるのが前代未聞の天皇殺害を行い、権勢を誇った蘇我氏です。

しかし、崇峻天皇殺害の背後には推古天皇がいたと考えられます。

天皇殺害という大罪を犯しながら馬子は罪を問われることなく、推古天皇の側近として厩戸皇子とともに手腕を発揮しました。

蘇我氏は財政を管理した優秀な官吏一族でした。

蘇我氏を悪役に仕立てたのは『日本書紀』を編纂した藤原不比等といわれています。

藤原不比等は乙巳の変を起こした中臣鎌足の子であり、変を正当化する必要がありました。

歴史は勝者に都合が良いように書かれたものと考えて読むと歴史の真実に近づくと思います。

【隠された古代史 記紀から消された古代豪族】
瀧音能之監修
○出版社 宝島社
○発売日 2024年11月9日
○宝島社新書 208ページ

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