【前編】お金について学ぶ。ロバート・キヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで。
「このまま一生、働き続けるのか...?」
通勤帰りの電車内でそんなことをふと、思いました。
ここでの"働き続ける"というのは「仕事内容を変えたい」とか「職場を変えたい」ということではなく、40,50,60代になっても今の日常と同じように会社に通い、給料をもらって生活し続けるのか?ということです。あれ、働けなくなったらお金がなくなって生きていけなくなってしまうのでは...?
そんなときに「金持ち父さん貧乏父さん」を見つけました。
「お金の知識があれば、このお金に対するぼんやりとした不安を解消できるかもしれない。」
そんな思いで本を読み始めました。
本書について・感想
本書は、ベストセラーとなった本書の著者「ロバート・キヨサキ」さんが、二人の父親から学んだ"お金"に対する考え方についてまとめた本です。二人の父親の考え方は、一方は「金への執着は悪の根源だ」、もう一方は「金がないことこそが悪の根源だ」と行った具合にほとんど正反対のため、所々で比較されながら"金持ちになるための6つの教え"が書かれています。
本書を読む前は「働かなければお金を得ることができない」という考え方でしたが、読んだ後は「働くということはお金を得る手段の一つであること。お金の知識を身につけて行動すれば一生働き続ける必要はない」という考え方に変わりました。お金に対する視野が広がったような気がします。
本書の教え6つと実践方法3つについて内容をシェアしたいと思います。
第一の教え 金持ちはお金のためには働かない
■恐怖と欲望による罠
人は、お金がなくなってしまうという「恐怖」と、お金を得ることによって生まれる「欲望」に支配されてしまうと、"ひたすら働き続ける"という人生のパターンに陥ってしまう。お金を得られても支出が増えるだけで問題の解決にはならない。
そのためには「自分で考えること」が必要である。恐怖という感情に反応するのではなく、冷静になって考えること。「この方法がこの問題を解決するのに一番良い方法なのだろうか」と自問するための時間を取ること、が必要である。考えて考えて考えて、お金を自分たちのために働かせるためのチャンスを見つけること。
第二の教え お金の流れの読み方を学ぶ
■「お金の流れの読み方」は高層ビルの基礎
しっかりとした資産を築きたいのであれば基礎をしっかりさせること。
→「会計学」は長い目でも見てもこれほど役に立つ学問はない。
■資産と負債
資産を生み出すことができるビジネスを作るにはどうすれば良い?
第三の教え 自分のビジネスを持つ
自分が好きな資産を手に入れること。
それは"好きでなかったら、きちんとした世話ができないから"。
いまの仕事を続けながら資産を蓄える。「自分のビジネスを持つ」=資産を増やし、維持すること。資産は自分のために働いてくれる労働者、と考える。資産は人間と違って、24時間働き続けることができるし、次の世代へ引き継ぐこともできる。
第四の教え 会社を作って節税する
ファイナンシャル・インテリジェンス(お金の知識)は下記4つの知識からなる。
後編へ続きます。