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ビジネス書から学ぶ

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面白くてためになるビジネス書の紹介を通じて、ビジネススキルの向上やキャリアに役立つアイデアをまとめています。書籍を通して考え方にどのように影響を与えたかを共有し、読者の仕事や人生…
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記事一覧

一流エンジニアの考え方を知る。牛尾 剛著「世界一流エンジニアの思考法」を読んで。

今年、エンジニアとしての自分に最も影響を与えた本が決まりました。 牛尾 剛著「世界一流エンジニアの思考法」です。 この本はマイクロソフトでエンジニアとして活躍されている牛尾 剛氏が、アメリカで一流のエンジニアと働く中で学んだ思考法(マインドセット)について書いている本です。 この本の何が凄いかって著者の牛尾氏は「自身の強みでは”無い”分野」「マイクロソフト」「44歳という年齢」で転職をされています。周囲から強みだと評価される分野があるにも関わらず、それ以外の分野で自分より

現代のしんどさを孤独で乗り越える。谷川嘉浩著「スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険」を読んで。

倫理をテーマにした漫画「ここは今から倫理です。」が好きで読んでおり、他にも倫理に関係する本を読んでみたいと思っていたところ、オススメに出てきたのが本書でした。 「哲学」に対して難しい・おカタイというイメージがあるのですが、カラフルな表紙のデザインから肩の力を抜いて読むことができそうな印象を受けたこと、「常時接続で失われた孤独」という広告文からスマホを肌身離さず持っている自分が失っている孤独とは何なのか。それによってどんな問題が起きているのか?ということを考えることができそう

気づいたことメモしてる?下地 寛也著「考える人のメモの技術」を読んでインプット&アウトプット方法を見直す。

みなさんは頭の中を整理したいときってどうやってますか? 僕はノートにとにかく書き出して整理するようにしています。モヤモヤを紙に書き出すことで頭の中が整理されて「考えていた問題が解決する」「新たに考えるべきことが思いつく」ことがあったのでメモすることの良さは身をもって感じていました。 本屋にぶらっと寄った際、今回ご紹介する「考える人のメモの技術」を見つけました。"日本一ノートを売る会社 コクヨの人が膨大なメモを収集してわかった手で考える方法"という売り文句が目に留まり、思わ

荒木博行著「自分の頭で考える読書」を読んで。

"学ぶことは大事だが、学び方を学ぶことはもっと大切だ"というようなことを最近思うことがあった。 そんなときに見つけたのが本記事の 荒木博行さん著「自分の頭で考える読書」である。 読書法はケースバイケース読書法はケースバイケース。 これは著者がおすすめの読書法を聞かれたときの回答である。読書法はその人の"読書の目的"や"性質"によって合う・合わないがあるため、極論人によって最適な方法は異なる、という考え方である。 本書は著者の考える"本との付き合い方"が"部品"でまとめら

外的恥と内的恥。あなたはどっちの恥を感じやすい?「いくつになっても恥をかける人になる」を読んで。

最近、仕事で先輩や上司からアドバイスされる事が重なり、「恥ずかしい」と感じていることに気がつきました。誰かに意見をもらうことで自分の仕事が良くなるということは分かっている一方で、アドバイスに対して「なんでこんな簡単なことも思いつかなかったんだろう…」と少し恥ずかしい気持ちになってしまったのです。 そんなときに本書を知り、自分の気持ちを整理するヒントが何かあるかもしれないと思い、読み始めました。 本書について本書は、コピーライター/PRアーキテクトである著者の中川 諒さんが

やりたいことって考えると、つい大きなものと考えがちだったけど「ちょっとやってみっか〜!」くらいの小さなやる気が出る事を集めていけばいいんだと思った。 まずは最近あった感情が動いたことについて深堀りしてみよう。 >Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代

コンサル一年目が学ぶこと ■アクションを起こすとき 1.対象を整理・分解する 2.出した点について数値で分析する 3.各項目について優先順位をつける 4.行動する ■提案するとき ・雲:事実 ・雨:主観的な解釈 ・傘:複数あるアクションの内の1つ  3つをセットで話すこと!

自身の"あり方"を考える。中野祐治著「億を稼ぐ人の考え方」を読んだ話。

どうも、たかふみです。 「金持ち父さん貧乏父さんを読んでいる。」という話をした際に「これも読んだら良いと思います!」とオススメいただいたのが「億を稼ぐ人の考え方」という本です。 本書について・感想本書は、著者の中野祐治さんが「億を稼ぐ人はどのように考え、行動しているのか」ということを自身の経験や学び、メンターから教わったことを交えながら分かりやすく書かれている本です。所々にユーモアのある文章があり、「クスッ」と笑いながら読むことができます。 確かにオススメ頂いた通り、「

『自分の強み』に迷ったら読んでほしい。古野俊幸著「宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み」を読んだ話。

「自分の強みってなんだろう?」 誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。 今回は、古野俊幸さん著「宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み」を読んだ感想です。「FFS理論って何?」という方は『あなたはどの因子が高い?』の章にURLを貼っておいたので、一度診断してみてください。きっと自分の強みを知るきっかけになるはずです。 これってどんな本?本書は、漫画「宇宙兄弟」の登場人物をFFS理論(考え方や行動のパターンを5つの要素で表現したもの)で

【後編】お金について学ぶ。ロバート・キヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで。

今回は後編です。前編はこちら↓ 第五の教え 金持ちはお金を作り出すファイナンシャル・インテリジェンス(お金の知識)を身に着けること →身に着けることで、人生における小さなチャンスを大きなお金に変えることができる。投資するよりも、まずは知識を身につけること。 最大の財産は「知っていること」であり、最大のリスクは「知らないこと」である。 第六の教え お金のためではなく学ぶために働く ■仕事を選ぶときは『学ぶこと』を最優先にする 将来を見据えながら、自分がどんな技術を身に付け

【前編】お金について学ぶ。ロバート・キヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで。

「このまま一生、働き続けるのか...?」 通勤帰りの電車内でそんなことをふと、思いました。 ここでの"働き続ける"というのは「仕事内容を変えたい」とか「職場を変えたい」ということではなく、40,50,60代になっても今の日常と同じように会社に通い、給料をもらって生活し続けるのか?ということです。あれ、働けなくなったらお金がなくなって生きていけなくなってしまうのでは...? そんなときに「金持ち父さん貧乏父さん」を見つけました。 「お金の知識があれば、このお金に対するぼん

【後編】「2022 これから10年、活躍できる人の条件」を読んだ。

今回は後編(5-7章)です。 前編はこちら↓ 【前編】「2022 これから10年、活躍できる人の条件」を読んだ。 第5章 求められる「変化に柔軟なリーダー」第6章 40代はやりたいことがあるのであれば再就職ではなく、起業せよ第7章 7年節目説最後に これから生かしたいこと以下は、本書を読んでこれからに生かしたいと感じたことです。 本書では、"内容を鵜呑みにするのではなく、本を読んだ後に、読者自身がどのように行動するのかが重要である"とも書かれていました。「読んだ内容を自分

【前編】「2022 これから10年、活躍できる人の条件」を読んだ。

どうも、たかふみです。 先日書いた記事「未知の世界へ一歩踏み出す。花田 菜々子さん著「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読んだ話。」にて紹介した本に影響を受けて「バーチャルランチクラブ」という"社会人同士の情報交換をオンライン通話でできるサービス"を使い始めました。その中で「最近どんな本を読んでますか?」という話になるのですが、そこでオススメのビジネス書として「2022 これから10年、活躍できる人の条件」を紹介いただき

未知の世界へ一歩踏み出す。花田 菜々子さん著「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読んだ話。

久々に夢中になって本を読みました。 今回読んだのは、花田 菜々子さん著「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」です。タイトルの「出会い系サイト」で「本をすすめる」という違和感のある言葉の組み合わせが気になって手に取りました。 本記事では読んでいて面白いと感じたポイントを3つにまとめました!それではどうぞ! あらすじ本の内容は、タイトルにある通り、主人公の「花田さん」が出会い系サイトで出会った方に本をすすめる、というものです