うちの台所にずっとある瀬戸内寂聴さんの言葉。
お疲れ様です、タカフジです。
またもや重めの話を書いてしまって申し訳ない。
うつ病になるとここまで滅入るのか…という記録を残しておきたくて書いていました。
暗い話はもう少し続いてしまいます。
ご無理のない範囲でまた読んでやってください。
今回のタイトル画像はうちの猫様。
なんで猫ベッドのフチに乗っているんでしょうね。
この子いつもここで寝るんですよ…不思議。
でも最高に可愛いよ。よちよち。
さて今回は、我が家の台所にずっとある瀬戸内寂聴さんのお言葉をご紹介します。
ーー瀬戸内寂聴さんの日めくりカレンダー。
うちの母がいつからか瀬戸内寂聴さんのファンになりまして、我が家の台所には
・日めくりカレンダー
・壁掛けカレンダー
この2種類が常設してあります。
(楽天市場でも買えるそうです)
寂聴さんの素敵な笑顔のお写真やお言葉が印刷されています。
(日めくりカレンダーはお言葉のみ)
そんなカレンダーの、日めくりのとある1日のメッセージを、母は何年も大切に飾っています。
それがこちら。
汚くてすみません…。
ラミネートとかしてないからめっちゃ汚れてる。
ーーなぜこれだけを大切に飾っているのか。
良いメッセージではありますが、沢山ある中のなぜこれなのか。
それには理由があります。
実はこれを日めくりカレンダーで見た頃、親戚が自らこの世を去りました。
(よりによってうちのばあちゃんの誕生日…)
久しぶりに帰ってきたかと思えば、自宅敷地内で起きた悲しい出来事でした。
亡くなった人はうちの父のいとこにあたる方で、私は一度?二度くらいしかお会いしたことありませんでしたが、近くに住んでいるのにその人が帰っていたことも、悩んでいたことも全く知りませんでした。
警察から聞いた話や近所の噂話などで悩みの理由とかを聞いたものの、なんでそんな事で…と思ってしまいましたが、ご本人にとっては生きていくのも辛い事だったんでしょう。
親より先にこの世を去るなんて。
しかも自ら。
それだけはしてはいけないと教えられた子供だったので凄くモヤモヤしてしまったのですが、そんな時にこの寂聴さんのお言葉。
めちゃくちゃ刺さりました。
ーー自分の心にも刺さった言葉。
その親戚が亡くなってから数年後。
私は仕事がうまくいかないストレスなどが原因で【うつ病】になりました。
これを書いている今はかなり良くなってきたのですが、状態が悪い時は毎日、
この世から消えてなくなりたい
私なんて生きている意味がない
そんな事ばかり考えていました。
こんな私なんて生きてる意味ないよ早くこの世から去りたいと、そんなどんよりしたことばかり考えていた毎日。
台所の一番目につく場所に貼ってあるコレを何度も見ました。
今まで何度も繰り返し読んだ言葉でしたが、生きている罪悪感と辛さでおかしくなっていた私には、この言葉がめちゃくちゃ刺さりました。
生きてください。
この言葉に凄く力を感じました。
今は辛くても、いつか。
いつか。
また笑える日が来るかもしれないから。
生きてください。
スピリチュアルなこととか胡散臭いと感じる事が多いのですが、感情が死んでしまって笑うことさえ困難だった当時の私にとって、この日の日めくりカレンダーは言葉の力というものをビシビシ感じました。
…とは言ったものの、
「そんなこと言われても辛いもんは辛いんだよー!!」
と布団かぶって完全引きこもり生活してこの世から去るのを逃れたわけですが。
まあ形はどうであれ、今こうやって生きててよかったなあとは思います。
ご飯美味しいもん。
うちの猫様もふもふで可愛いもん。
うつ病との戦いの中、悩みながら何度もこの寂聴さんの言葉を見ました。
生きるってしんどいなあ。
でも、生きててよかった。
悩みはこの先もたくさんあると思います。
どんな人にも。
でも、生きてください。
私も生きます。