
不機嫌パパにはそっちゃんが大人の対応を…
僕がおしゃべりをすると、
最近パパがすぐとんで来るようになった。
『そっちゃんはパパが大好きだな〜』と、
僕にご飯を食べさせたり、オムツ替えをしたり、
率先して僕のお世話をしてくれる。
なぜなら、それは…
僕が『パパ…』と言うからだ。
先日も僕にミルクを飲ませながら、
『そっちゃん、たまにはママって言わないとね、
ママは拗ねちゃうからな〜』と、
ニコニコ嬉しそうに言っていた。
そして週末を迎え…
『パパ…、パッ、パパパパ〜、パパパ〜』
僕と丸1日を過ごすことで
パパは気付いてしまったのだ…
この際、はっきり伝えておこう!
そうなんだ、僕は実は…
『パパ』ではなく、『パ』しか言えないのだ!!!
『そっちゃん、「パ」しか言えんがや!」
※名古屋弁(「パ」しか言えないじゃん)
それを知ったパパは…
拗ねた…
完全に拗ねてしまった…
『パッパ…』
僕がおしゃべりしても、
『フン』と言い放ち、
またもや携帯ゲームだ。
僕はこの週末で…
なんとも奈落の底に落とされた気分だ。
パパがお世話してくれなくても、
僕にはママがいる!
こっちも『フン』だ!
いや、ちょっと待てよ…
う〜ん…
奈落の底にパパを落としたのは、
むしろ僕の方かーーー?!!
パパに散々期待させたのは、僕だ…。
だったらこれからも言い続けよう。
『パパ…』『パッパ…』『パパパパー』
そしてパパが抱っこしてくれたら、
喜びの奇声をあげよう。
『キャー‼︎』『ヒャーン‼︎』
そして僕は知ってる。
パパが単純明快人間であることを…
3歩ほど歩けば、
パパは忘れてしまう。
数日もすれば、単純明快さによりすっかり忘れ、
これかも僕の世話をやいてくれるのだろう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
『キャー‼︎キャーー‼︎ヒャー‼︎』
そっちゃんでした。