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霊 力 体

「 霊(ヒ)」・「力(フ)」・「体(ミ)」が万有全ての根源であります。
※この「霊・力・体」は祓い(天の数歌・岩笛)や病気治療等においても重要であり、意識する処であります。
 

  • (一霊四魂)は天之御中主神の霊魂であり

  • (八力)は天之御中主神の神力であり

  • (剛柔流)は天之御中主神の神体である

 
この「霊・力・体」が合一したのが「天之御中主大神」であります。
天之御中主神は、一神にして三神という三位一体の関係にあり、三神は一神にして独一真神であります。つまり全てが天之御中主神の現れであります。
 
神典(古事記・日本書紀)に出てこられる神様の順序は、天地が開け初めた時に、高天原に化り出でし神。

  • 第一に 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

  • 第二に 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

  • 第三に 神皇産霊神(かみむすびのかみ)

以上の三柱の神を「造化三神」と申します。


 

  • 第四に 宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)

  • 第五に 天之常立神(あめのとこたちのかみ)

以上の五柱の神を「別天神」と言います。


この五柱神は配偶者のない独神で、御身が見えないように隠された幽の神々であります。
 
その次に成られた神は、

  • 第一に 国之常立神(くにのとこたちのかみ)

  • 第二に 豊雲野神(とよくもぬのかみ)

此の二柱の神も亦独神で御身を隠されました。
 
其の次に生れ坐せし神は、いづれも配偶の神々

  • 第三に 宇比地邇神(うひぢねのかみ)・須比智邇神(すひぢねのかみ)

  • 第四は 角杙神(つぬぐひのかみ)・ 活杙神(いくぐひのかみ)

  • 第五は 意富斗能地神(おほとのぢのかみ)・意富斗能弁神(おほとのべのかみ)

  • 第六は 淤母陀琉神(おもたるのかみ)・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)

  • 第七は 伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)

 以上、国之常立神より伊邪那美神までを「神世七代」と言います。

 
※ 神典とでは、二(八力) と 三(三元)が反対かと思われますが、正確には「高皇産霊神と神皇産霊神」との微妙な結びの力が生じて、剛柔流の本質の三元が出来上がり、その後この三元が発展進化して力が益々発達して「動、静、解、凝、引、弛、合、分」の八力が発生しました。
この結びや進化などの微妙な動きや働きの力があって三元が出来上がりますので、力が二という事なのです。
 
●天之御中主神の精霊・霊体を完備される神様を「天照皇大神」(あまてらすすめおほかみ)または「撞賢木厳之御魂天疎向津媛神」(撞の大神)(つきさかきいずのみたまあまさかるむかつひめのみこと)言います。
 
●霊系を主宰される神、厳の御魂、高皇産霊神の精霊と霊体を完備される神様を「伊邪那岐神」として顕現(姿を変じた)された神であります。
 
●体系を主宰される神、瑞の御魂 、神皇産霊神の精霊と霊体を完備される神様を「伊邪那美神」として顕現(姿を変じた)された神であります。
 
この三神は一神にして「瑞の御魂」と言い、三ツの身魂の事であります。
「瑞の御魂」を救世神、救神、主の神・ミロクの大神と言います。神素盞嗚大神の事です。
 
●天之御中主神 = 大国常立大神 = 天照皇大神 = 撞の大神(神素盞嗚大神)
●高皇産霊神(厳の御魂) = 国之常立神 = 伊邪那岐神(日の大神)= 天照大神
●神皇産霊神(瑞の御魂) = 豊雲野神 = 伊邪那美神(月の大神)= 月夜見神(神素盞嗚大神の分霊)

※ 天照皇大神と天照大神(伊勢の神)は異なり、その位置、神格、御神業について大変な差があります。
※ 厳の御魂とは、荒和二魂が完全なる活動をされる神
※ 瑞の御魂とは、奇幸二魂が完全なる活動をされる神
 
厳の御魂に属するものは、全て瑞の御魂に属されますので、瑞の御魂は厳の御魂と同体神という事になるのです。
また、主の神であります神素盞嗚大神は、神典古事記に大海原をしろしめすようにと言われます。
また、主の神様は天界も地の世界も治めて、統べ守り給う神様であります。
それは霊界にも山川草木、土地など一切の地上と同一の大海原(国土)がありますので霊界も顕界も全てを統べ守り治める神様なのであります。
 
厳瑞


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