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3ヶ国語が飛び交う家庭の子育て記~その1『環境としゃべりはじめ』

私には2歳と4歳の2人の子供がいる。日本に住んでますが妻はハンガリー人で、夫婦間の会話は基本的に英語。当然、妻は子供達とハンガリー語で話すので、我が家は英語、ハンガリー語、日本語の3つの言語が飛び交っています。そんな環境で、子供が言語を習得していく様子や、親としての気付きなどを、時々書き残しておきたいと思い、今回はその第1弾。

我が家の2人の子供達は日常的にはこのように言葉を使い分けてる

  • 母親と母方の親戚: ハンガリー語

  • 父親と父方の親戚、幼稚園: 日本語

子供達が2つの言葉を使い分け始めたのはだいたい2歳になる少し前くらいから。つまり、子供が喃語、単語、数単語のフレーズと段階的に言葉を習得していく過程の初期の頃から、子供達は自然と使い分けを始めるのに驚きました。

そして一番興味深いのは、夫婦で話している英語に関しては全く習得しないという事。つまり、母語とは『日常的に聞く言語』ではなく、『日常的に誰かとのコミュニケーションに使っている言語』であると感じた。

以前、友人が『うちの子供、英会話に行かせてるんだけど、全然英語喋れないんだよね』と言ってたが、どんなに早い時期から通わせても、『日常的に誰かとのコミュニケーションに使っている言語』ではない限り、なかなか母語レベルで習得するのは難しいのではと思う。
(全く無意味とは言いませんが。。。)

さらにもう1つ興味深いのは、日本語とハンガリー語のどちらかに偏ったりしていないこと。私はフルリモートワークなので、比較的子供と話す機会は多いものの、専業主婦の妻は子供と一緒に過ごす時間が長い分、ハンガリー語でコミュニケーションをしている時間のほうがきっと長いと思う。それにも関わらず、ハンガリー語に偏っている感じも特にない。つまり、単純に『量』が習得レベルに比例するわけでもなさそう。

という事で、今回は我が家の子供達が育っている言語環境と、その中でどのようにそれぞれの言葉を使い始めるかという点について書いてみました。

私は言語学の研究者でもなんでもないですが、子供が母語の習得する過程は非常に興味深いので、こんな感じで時々記録に残し続けたいなと思います。

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