【フリーランスエンジニアが仕事もせずに巡礼してみた2023】§31 巡礼31日目 ざわざわ
§31-1 朝
ちょっとゆっくり寝る。
やばい、疲れてる。
今日は予約してない。アルベルゲ自体もたくさんあるし、大丈夫だと思うけど。
ゆっくり寝ても、7:40にはアルベルゲを出る。
うわ、人たくさんいる。
団体で歩き出し、朝からおしゃべり。
街中がザワザワ。
うわー、知らない感じだ。
なんか嫌だ。
巡礼路を歩いてきて初めての感じ。
無言で1人で歩いていても、人数の多いグループの笑い声。
ちょっと違うなぁ。
しょうがない。こんなもんだ。
明日は朝5時とかから歩き出したら静かに歩けるだろうか。
§31-2 今日の宿
とにかく歩く。
カフェでスージーに会ったけど、一緒に休まず先へ進む。でも結局ペドロソに着く頃には追いつかれた。
「今日の宿予約してある?」
してないよ、アルベルゲたくさんあるみたいだし。
「私、人がたくさんいて嫌だから、今日サンティアゴまで行くことにする。代わりに泊まって!今電話するから。」
そうして、今日の宿をゲットした。
スージーに14€払って宿に向かう。
宿で14€払ってと言われる。
スージーが予約時のカードで払っているのでは?
払ってないらしい。まぁいいか。大人しく支払う。
広いアルベルゲで快適。
シャワーがちょっと残念だけど。
洗濯して乾燥機だけ使う。3€。
乾かない方が厄介なので仕方がない。
宿のオーナー、ファビアンに話しかけられる。
「僕はメキシコ人なんだけど、日本に行ったことあるよ。ロシアの方から船で北海道に。」
「近くのメキシコ料理屋で、クレデンシャルにシーリングスタンプ押してくれる。オススメ。」
言われた通り行ってみる。
巡礼者の形のスタンプを押してもらった。
オススメを聞いてタコスを食べる。
めちゃうまい。
ファビアンに教えてもらった、とカウンターの女性にいうと、
「ファビアンは私の兄弟」と言われびっくり。
なるほど、だから勧めてきたのか。
美味しかったのでいいけど。
§31- 夜
夕方になるとアルベルゲのベッドもほぼ埋まっていた。
しかし、この巡礼者たち、非常に騒がしい。
昼〜夕方には寝ている人もいるのに、広い部屋で6〜8人が会話。声が大きい。
なんか嫌だな。
今日ずーっと感じている、今までの巡礼路にはなかった感じ。
これが夜11時を過ぎても続いていた。
キッチンで騒いでいる団体。
ベッドの横でスナック食べながら音楽流して話してる若い女性たち。
電話してる人。
22時に消灯しているのにこれはなんだ?
外国人、空気読まない人多いなとは思っていたけどここまでの人たちとは初めて会った。
今までのアルベルゲにいた人たちは、多少なりとも周りが寝てるから静かにしよう。
朝もまだ寝てる人いるから静かに準備しようみたいな人だったのに。
団体で、ハイキング。お泊まり会。
そんな感じ。
別に悪い人たちではないのだろうけど、今まで感じていた巡礼の雰囲気とは違う。
あ、こういう雰囲気苦手だ。
明日、サンティアゴに着くけど、きっとこれが続くのだろう。
歩いてきて、最後がこんな感じになってしまうのはちょっと悲しい。
なるべく早く起きてさっさと歩き出そう。
きっとそれしかこの雰囲気から逃れる方法はない。