思ったより真面目な話
※文章が多くなったので、挿絵がわりに、過去の写真をところどころに入れています。
では、どうぞ。
私、よくyoutubeで名言ショート動画を見ます。
ただなんとなく見ていることが多かったのですが、下の動画では考えさせられるものがありました。
みなさんにとって、
「楽しみ」
って、なんですか?
ここでいう「楽しみ」というのは、「目的のために」というものではありません。
あくまで、
「楽しいからやっている」
「面白いからやっている」
ということに限ります。
上の動画を見る前から、私は思っていたことがあります。
なんでもない日常の中から「楽しみ」を見つけ出すのも才能の一つなのではないか、と。
しかし、その才能も、想像力によって養えるのではないか、と。
歳を重ね、「子ども」から「大人」になっていく過程で、
理由もなく、ただ笑えていたことが笑えなくなり、
現実的な視点に偏って、バカできなくなったり、
大人っぽくないよね、と本音で振る舞えなかったり、
そんなことに陥ったことはありませんか?
その原因の一つが「既成概念」とか「陋習」という言葉に代表される考えだと思うのです。
・大人は〇〇でないといけない
・学歴はないと損する
・お金はたくさん稼がないといけない
・〇〇歳になったら結婚し、家族を持ち、車を買い、家を買い…
歩まなければいけない道があまりに舗装され過ぎて、それ以外の道に進むことを社会が許さない。
仮に道を外れてしまったら「愚か者」のレッテルを貼られてしまう。
そんな悪しき風習が蔓延り続けてきたのが今の日本だと思います。
そんな姿の見えない強迫観念に怯えながら、
でも、
その強迫観念に従うことで得られてしまう安心感で、自分を納得させてきた。
言ってしまえば、自分の人生そのものを、です。
私が就職活動をしていたときは、みんな同じ姿でした。
おんなじようなスーツを着て、
おんなじような振る舞いで、
おんなじような受け答えをし、
おんなじように礼をしていました。
当時、蔓延っていた情報(OB訪問をしよう、SPIの学習は大学の授業より大事)に翻弄されて、本来の「大学生とは?」という意味を忘れてしまった友人をたくさん見てきました。
当時から、私はバカバカしいと思っていて、そんな道が「強迫観念が作った道」だとするならば、
俺は従わねぇ
と、自分自身をちゃんと見てくれる職場を探したものでした。
強迫観念に従うことで安心を得て、
安心を得る代わりに「好奇心」を失った。
これが今だと思います。
「好奇心」は「楽しみ」と同義だと思っています。
これでいいのか、と。
少なからず、家族を持った人々は、子どもを育てていくことになります。
何もないところから「楽しみ」を見出せる天才である子どもたちに、
「もっと楽しいこと、もっと面白いことに気づいてもらえる土壌を作る」
のが大人の役目だとするならば、
大人が強迫観念に従っていてはいけないと思うのです。
意味なんていらない。
「面白いからやる」
「楽しいからやる」
それで良いと思います。
私、夏の頃に「早朝シーサイドランニング」ってのをやってました。
「海を見ながら走りたい」
それだけです。やりたいからやってみました。
別に「いいね」が欲しくてやったわけでもないし、「羨んで欲しいから」なんてつまんないことは考えたこともないです。
「海沿いを走ったら、いつもと違って面白いかも」
その程度の発想でした。そんなんでいいと思います。
「〇〇したら面白いかも」
こう思える発想が、これからの人生を楽しくさせるのだと思います。
今まで私が書いてきた記事の大半は、好奇心によるものです。
(それ自体が面白くなきゃ、わざわざ早起きして走りませんって。)
走ってPAに行くなんて経験、なかなかできないからやってみるか。
チョコレート工場があるんだって!
スタバでセミナーやってるってよ!
PV撮影地が近くにあるから行ってみよう!
大人になったからといって、「好奇心を優先させてはいけない」なんてルールはありません。
むしろ大人こそが、無邪気に好奇心と向き合っていてほしいのです。
それが将来的に、豊かな発想力を持つ子に育つ第一歩なのだと思います。
しかし、親になってしまった大人たちは、無意識に子どもたちにも「強迫観念」を強いているのです。
「みんながやっているから」
未だ、こんな全体主義思想が日本人の根底にあるのです。
そうやって横一線にしてしまっては、豊かな発想力など出てきやしません。
「稼ぎ」とか「学歴」という特定の横一線の項目で人を判断してばかりいるから、そこから外れた人が「愚か者」のレッテルを貼られ、この国に恨みを持ち、事件を起こしてしまうということが事象として出てくるのだと思います。
成田さんの動画を見ていてハッとさせられました。
しかし、巣食った悪習を根底から覆していくのは現時点では難しい。
う〜ん、そう思うと、まずは同じような考えの人と繋がって、「面白い、が人生のキーワード」となるものを作りいだしていけたらと思うんですよね。
私が今まで記事として書いてきたものの大半はそれですので、お時間あれば是非。
これからも好奇心と親友であり続けたいと思います。
これを2024年の抱負としますかね。
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